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2023.11.18

嫌なことだけ覚えてる話



過去を振り返ってみますと、嫌なことばかり覚えてるんですよね。実はわたくしの妻がそういうタチのようで、イヤなことしか覚えいないのです。楽しかったことや嬉しかったこともあったのですが、それらは本当に全く記憶にないようです。


そこで、我が身を振り返ってみますと、わたくしも妻ほどではないものの、イヤなことは鮮明に覚えており、楽しかったこと、嬉しかったことはあまり覚えておりません。なんかすごく損してる気がするのですが、これは人類が洞窟の中でサーベルタイガーに怯えていた頃からある本能のようなものですので、仕方ありません。


というわけで、わたくしの記憶の形成過程を変えるわけにはいかないのですが、他にも記憶を補完する方法はあります。


わたくしの場合、それはこのブログです。わたくしの場合、日記は長続きしませんが、なぜかこの全世界に公開されるブログは、細々ながら続いております。実は、自分が書いた文章を後で読み返すのが、すごく楽しかったりもします。


そこで、自分の人生振り返ってイヤなことだらけ、にならないように、少しでも楽しいことがあったなら、ここに書き残していきたいと思います。そうすることで、自分の人生をまんざらでもない状態にしていければ、と思います。


2023.11.10

楚江懷古

楚江懷古


馬戴


露氣寒光集,微陽下楚丘。

猿啼洞庭樹,人在木蘭舟。

廣澤生明月,蒼山夾亂流。

雲中君不見,竟夕自悲秋。


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久しぶりに漢詩の話を書きたいと思います。


この詩は、三首シリーズのうちの一首目です。題名からもわかる通り、長江(楚江)で昔に思いを馳せる(懐古)という内容なのですが、この詩を最初から読んでいっても、なかなか「懐古」要素が出てきません。で、最後の方で「雲中君」という形でやっと「懐古」要素が出てきます。そして、これをもって後に続く2首につながっていく、という形になっているようです。


上記は、ちうごく語アプリ内のちうごく語解説で知りました。これから下は、独自の感想です。


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この詩の「雲中君」ですが、この部分は、「掟破り」なのです。掟通りに読むとこの部分は、「雲中」「君不見」と切って読むことになります。しかし、「雲中君」は、固有名詞ですので、分けて読むわけにはいきません。そこでこの部分は「雲中君」「不見」と読まざるを得ません。五言詩でこんな切り方をする句はほとんどありません。なぜかというと、リズムが悪すぎて、耳障りだからです。わたくしのような凡人なら「不見」「雲中君」としたでしょう。これでも意味は同じですし、漢詩独特の平仄や韻を合わせるためなら、語順変えてもおkというルールもありますから。


じゃあ、なぜ詩人は、こんな切り方をしたのでしょう。そして、この詩が『唐詩三百首』に入るくらい人々に愛されて来たのでしょうか。


それは、この耳障りな部分が印象的だからです。わざと「雲中君」をこういう形で出して、読者に鮮烈な印象を与えたからです。ここで敢えて掟を破ることでこの神様の名前が浮き彫りにされたのです。そして、ここにおいて、「楚江」と「懐古」が合わさったのです。


五言とか七言がリズムで、平仄はメロディ、といった話はまた別の機会に初心者向けの文章を書きたいと思います。

2023.10.30

東日本大震災のインパクトの話



最近、想い出話が多いのですが、今回は彼の国にいた時の話です。


そうです。2011311日、わたくしはかの国にいました。ちょうど、日本からの出張者のお世話をしていて、土日も一緒にご飯を食べに行ったりしていたような気がします。


地震の発生を知ったのは、ローカル幹部で、彼がわたくしに教えてくれました。その時に見たマグニチュードの数値に目を丸くしました。阪神淡路大震災の7.3を超える数値だったからです。一目で大事が起きたことを悟りました。その後、通信社からこのニュースのメールが来たので、日本人社員全員に転送したのを覚えています。


その日はちょうど金曜日で、土曜日と日曜日は、テレビに釘付けになりました。特に福島第一原発は、彼の国でも実況生中継をやっていました。一番印象的だったのは、例の水素爆発です。彼の国のテレビは、実況生中継をやっているので、確かBBCか何かの映像を使っていたと思いますが、そのまま爆発した映像を流していました。しかし、日本のテレビは、この世界中に報じられている事実を隠していました。実際に日本のテレビが報道したのは一時間後くらい後のことです。爆発したという事実だけでかなり落胆しましたが、この事実をすぐ報道しなかったということでさらに落胆しました。


それはともかく、隣国での災害だったためか、あの震災のことは、彼の国でもよく報道されていました。各局が毎日のように特番を流していました。今から考えると、例えば、今年のトルコの地震とか、NHKのニュースでちらっとやるけど、わざわざ特番まで組まないですよね。それが毎日特番ですから、あの震災が世界に与えたインパクトはすごかったんだなぁと思います。

2023.10.16

令和5年度司法書士試験結果→またも不合格



1010日に結果発表がありました。


結果として、わたくしの番号はなく、不合格が確定いたしました。


今年は、基準点突破ということで、一縷の望みを抱いておりましたが、それも叶わず、夢破れました。


幸いに、というか、こういうこともあろうかと真田機関長のごとく備えており、やる気が上がらない中でも少しずつ学習はしておりましたので、来年に向けては明るい展望があります。


油断がなければ来年は合格できると思いますので、引き続きがんばります。



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2023.10.15

廉価版レコードの話


わたくしが高校生だった頃、お小遣いはそんなに多くありませんでした。なのに、『いちご絵本』と『詩とメルヘン』なんていう高価な雑誌を購読しており、また、文庫本なども買っていました。ですので、手元に自由にできる現金などほとんどなく、家でテレビを見るくらいしか娯楽のない生活を送っておりました。


そんな貧乏高校生だったわたくしですが、なんとときどきLPレコードを買っていたのです。あるとき、レコード屋さんで買えもしないレコードを見ていると、とても安いレコードを見つけました。それが標題にある廉価版レコードです。LPなのに1300円とかで売っていました。当時、普通のLPレコードだったら、2500円はしていたと思います。


あまりの安さに感動したわたくしは、手元に余裕ができたら、廉価版レコードを買っていました。廉価版レコードというのは、本でいうと文庫本のようなもので、古くてある程度売れたものを安く売る、というビジネスモデルのものです。ほとんどがクラシックで、ベートーヴェンの交響曲は結構持っていました。特にストコフスキーという指揮者が好きでよく聴いていたのですが、長じて仕事をするようになってから、ディズニーの『ファンタジア』という戦前に作られたアニメにご本人が出演されていているのを見て、びっくりしたものです。


時代は下って、今度はCDの時代の話です。仕事をするようになると独身貴族で結構お金はある状態になったのですが、上記のような経験もあり、今度はワゴンセールになっていたCDを漁るようになりました。


その中で最もヒットしたのが、洋楽のオールディーズを集めた5枚組のCDでした。このCD1,000円くらいでしたが、全曲ホンモノで、よくある無名歌手によるカバーなどではありませんでした。英語が簡単で自分でも聴き取れるような歌は、今でもカラオケで歌っています。余談ですが、最近ドリスデイという女優さんの動画を見たのですが、すごい美人でびっくりしました。わたくしは声でしか彼女を知らなかったのですが、彼女の声は完全なおばさん声で色気もない感じだったので、彼女の容姿とはすごいギャップがありました。


もうひとつ余談で〆ます。冒頭に挙げた『いちご絵本』ですが、やなせたかしさんが編集長で、アニメ化される前の『アンパンマン』が連載されていました。わたくしは、『アンパンマン』の単行本も買って持っていました。今から考えるとすごく貴重なものだと思うのですが、残念ながら、その本はどこかになくしてしまいました。

2023.10.09

翼をくださいというアレな歌


標題にある歌については、わたくしの中学高校時代、先生方の受けがよく、合唱コンクールなどで歌わされた記憶があります。当時は、子どもだったので、疑問を持たずに歌わされていましたが、今から思えば、この歌は鳥類をコケにしまくった、無学な人間が書き、無学な人間がそれを聞いて好きになったりした無学な歌であると断言せざるを得ません。


いつもながらわかりにくい文章ですいません。以下にこの歌が如何に無学の境地であるかを記していきたいと思います。


まず、ヒトの身体に羽根をつけただけで空が飛べるという超安易な発想です。鳥類を研究している学者さんによると飛べる鳥の体重の上限は20kgなんだそうです。つまり、ほとんどの人は生死に関わるような減量をして、はじめて飛ぶ身体となる入口に立てるというわけです。


そして、これはただの入口であり、これからもっとありえない現実と向き合わなければなりません。背中に羽根が生えたら、いとも簡単に空を飛べるとこの歌は言っているように聞こえますが、鳥類は、背筋で空を飛んでいるわけではありません。彼らが飛べる秘密は、強靭な胸筋にあり、それを支える板のような形をした胸骨にあります。大きな筋肉は、それを支える骨格がなくてはなりません。ヒトの肋骨では、その限界まで筋肉を鍛えたところで空を飛べるような力を出すことはできません。


さらに鳥類は気嚢というものをもっており、これを使って呼吸することで、人から見るとチート級の持久力をもっています。


それ以外にも、鳥類は、飛ぶためにさまざまな身体の構造を持っており、背中に翼が生えたら、なんて妄想をするくらいなら、航空券を買ってくださいと言いたいです。


さらに「悲しみのない自由な空」などという妄言についても書かせてください。空に「悲しみ」があるかないかは、正直断言できませんが、「自由」については「ない」と断言できます。


何せドローンを飛ばすことでさえ許可がいる地域があるくらい空には法的な規制が敷かれています。その上、風向きなどの気象条件など、飛ぶにあたっては自由とは言いがたい問題があるでしょう。


結論を言わせてもらうと、この歌は現実逃避の歌です。地上で苦しい現実に遭い、それを乗り越える努力もせずに、空を飛ぶ鳥を見て、「あー、アッチは楽そうだな」と隣の芝生的安易な発想を得て作られた歌で、現実逃避に急ぐあまり、鳥類の厳しい環境に適応すべく進化してきた現状や航空規制などの事故を防止するための人類の知恵などを見落としてしまったものと思います。

2023.10.02

9月28日三宮入国管理局


これは928日のことです。


家内の在留カードの期限が近づいたので、三宮の入国管理局に行って、手続きをして来ました。資料集めなど、結構面倒だったのですが、手続きは順調に進みました。


その帰りに近くにある花時計を見に行きました。花時計って、一応神戸名物的に言われておりますが、わたくし自身もう何十年も見たことがないようなマイナー観光地です。ところが、行ってみるとまあまあいい感じでした。近くにあったクールベンチも良かったです。


その後、手続きを頑張ったご褒美なのか、ラーメンを食べに行きました。これも何年ぶりかの北海ラーメンです。昔は、阪急三宮西口付近のお店によく行っていたのですが、最近なくなってしまいました。この日、三宮の地下街にあるのを見つけたので、行ってみました。ラーメンもチャーハンも餃子もわたくしの記憶にある味と同じでした。チャーハンは見た目がきれい、というか普通になっていました。昔はちょっと黒ずんでいて、少し引いてしまう色合いで、それで美味しいというのが良かったのですが、今は見た目は普通になっています。


まあ、そんな感じですかね。個人的には、在留カードの手続きが終わって、肩の荷がひとつ下りたような安堵感がありました。

2023.09.29

セレッソ大阪戦観戦記


これは923日のことです。


セレッソ大阪は、もともと高い育成力を持ち、とても強いチームです。障害者サッカーをやっていた頃も結構お世話になりました。しかも、最近とても調子が良いと言うことで、試合前は「あまり勝てる気がしない」と思ってました。


この試合で特筆すべき点はチケット売り切れということです。その多くはセレッソサポの皆さんのおかげなんでしょうが、イニエスタ選手もいない中、二万五千人を集めてしまうなんて、やっぱり優勝争いができるって、いいですね。とにかく、行きも帰りも人が多かったです。


さて、今回は、順調に大迫選手人形と胃にええスタミナ巻きをゲットしました。今回初めて胃にええスタミナ巻きを食べたのですが、山芋が入っていたりして、結構胃に良くてスタミナつきそうでした。


そして、肝心の試合ですが、春頃の強かったヴィッセル神戸が戻ってきたという感じです。しっかり守って相手の攻撃陣に仕事をさせませんでした。


そして、攻撃の方ですが、惜しいシーンがたくさんありました。しかし、これはサッカーの常であります。そんな中、決勝点である両チーム唯一の得点をあげたのが、我らが佐々木大樹選手です。初瀬選手のロングパスから抜け出すと、ゴール前まで一気に駆けこんで見事なゴールを決めました。


この大事な試合を決めたのは、佐々木大樹選手。わたくしは、彼がデビューした年にノエスタで彼のゴールを目の当たりにしました。相手DFをうまく交わして決めたゴールで「この若者はどこまで伸びるのだろう」と思いました。それから、紆余曲折があって、思うようには伸びませんでしたが、持ち前の強い身体と前向きな気持ちで、今年はチームの戦力として、重要な選手となりました。この日のゴールはわたくしにとっても感無量なものがありました。


さて、以下にいつもの雑感を書きます。


①ヴィッセル神戸には、セレッソ大阪出身の選手が多く、セレッソサポの皆さんは、ブーイングをするのに大忙しでした。なぜか初瀬選手にもブーイングしてましたねー。


②佐々木大樹選手のチャントが最近できたのですが、他の選手のチャントと比べるとやっつけ仕事のような単純な作りです。わたくしは「なんだかなぁ」と思っていたのですが、本人は結構気に入っているようで何よりでした。


それにしても、勝利の後の神戸讃歌は最高ですね。あと、もう一試合あるのでまた見に行きたいと思います。


2023.09.20

うつむいてサッカーしちゃいかん


これは、今年の春、桜が咲いていた時期の話です。


とある公園でだいたい小学三年生くらいの子どもたちがサッカーをしていました。しばらく見ていて何か違和感を感じました。


それは、標題にある通り、子どもたちがうつむいてサッカーをしていたということです。子どもたちは、足元の技術がおぼつかないため、常にボールを見ながら、操作していたのです。


これでは全然ダメで、サッカー選手は誰でも頭を上げてプレーします。そうすることで、遠くも見えるし、相手の動きもよくわかるので、うまくかわしたりできます。


そこで、おじさんが割って入って子どもたちに指導できれば良いのですが、残念ながらその技術がなく、その場を去りました。


それだけの話なんですが、今度サッカーをやる時はそういうことも意識してやりたいと思います。まあ、合格後になりますがね。


2023.09.17

サンガ京都戦観戦記


これは、93日のことです。


前回も書きましたが、調子に乗って残りのノエスタの試合を全部観に行くことにしました。今回も、子どもの分のチケットを買っていたのですが、子どもがコロナに感染し、平熱になった翌日だったので、大事をとって、わたくし一人での観戦となりました。


今回は念願の胃にええスタミナ巻きを手に入れることができました。胃にええスタミナ巻きは、サッカー巻きのマグロ部分をサーモンにしたような太巻きでした。子供へのお土産として買ったので、わたくしは食べていませんが、サッカー巻きと同等のおいしさがあると推定されます。


さて、肝心の試合ですが、今回も相手に先制されてしまいます。たまにある初瀬選手のクリアミスを相手に拾われ、シュートまで持っていかれます。しかも、そのシュートがDFに当たって我らが守護神、前川選手でも捕れない軌道になってしまいました。ゴールされた後、前川選手が初瀬選手に何か言って励ましている風だったのが印象的でした。


これでがっくり来て、そのまま負けてしまうのが、去年までのヴィッセル神戸でした。しかし、今年のヴィッセル神戸は一味違います。この日はエース大迫選手がマークされていたのか、あまり活躍するシーンがなかったのですが、それならば、というわけで他の選手が活躍します。まず、同点ゴールは、初スタメンだった川崎選手。汰木選手のクロスが相手DFに当たって戻ってきたのをうまくミートしてニア上にピンズドでした。ゴール後、あまり喜んでなかったように見えましたが、これがJ1初ゴールということです。


そして、決勝点にもなった追加点のゴールは、またまたパトリッキ選手でした。わたくしとパトリッキ選手は相性がいいのかも知れません。初瀬選手の浮き玉スルーパスを追いかけて、相手DFを振り切ってのゴール。やっぱり足が速いっていいですね。わたくしのようにサッカーIQの低い人間でも、足の速い選手の凄さはわかります。こういうのが現場観戦の醍醐味とも言えましょう。


てな具合で、昨年残留争いのキツい時期に手痛い敗北を喰らわされたサンガ京都さんに今回は逆転勝ちでした。今回も以下に細かい点を書きます。


①今回はコーナーの真後から見ることになったのですが、初瀬選手のコーナーキックを何回か真後から見て、「やはりうまいなぁ」と思いました。DAZNなどで見てると気づかないのですが、生で見るとやっぱり迫力があります。


②この日はあまり活躍の場がなかった大迫選手ですが、最後の時間稼ぎのプレー(コーナーのところでチョコチョコやったりするヤツ)が抜群にうまかったです。さすが元鹿島アントラーズだけあって鹿島るのはうまいですね。まあ、もともとキープ力もハンパない選手なのでさもありなんですが。

 

③これは現場観戦の話ではなく、帰宅後にDAZNで見た話ですが、試合後のキジェ監督のインタビューが泣かせるものでした。1日も早く斎藤選手がピッチに戻ってくる日が来ることを願います。


そんな感じですかね。次は923日のセレッソ大阪戦を見に行く予定です。


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