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2024.04.17

離党勧告と別離声明



最近、本邦の政権与党にて、不祥事が続発し、数名の幹部が処分を受けることとなりました。そこで「離党勧告」なる処分が下ったとのこと。この「離党勧告」、実はわたくしが尊敬いたします高橋是清翁も自民党の前身とも言える立憲政友会から食らったことがあります。


とは言え、是清翁たる者、今の小者政治屋とは違い、セコイ裏金を溜め込んでいたワケではありません。その頃、立憲政友会は野党だったのですが、当時の政権与党の首相の誘いに乗って入閣してしまったため、この処分を食らったのです。なぜ入閣したかというとそこには深いワケがあるのですが、ここでは省略します。


しかし、この「離党勧告」、功を奏しません。是清翁は以下のように言って、勧告に従わなかったのです。


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議会政治を信奉するこのわしが、自分で政党を脱退することなんか考えられるものか。護憲三派時代、わが輩が盛岡で代議士に打って出たときの宣言を知っとるじゃろう。自分は、憲政を常道に復したい希望である。斎藤にしろ、岡田にしろ、自分と同じである。政友会は床次を除名した。その理由は岡田内閣に行ったからだというそうだ。しかし岡田は憲政常道のためにはたらいているのを知らないか。政友会はもっとまじめにならなきゃいかぬ。


(中公新書『高橋是清』大島清著より)


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離党勧告しても、相手が離党しなければ何の意味もありません。そこで立憲政友会は、是清翁に対し、「別離」を声明するという結末になりました。


こう書いてきて思ったのですが、是清翁と今の小者政治屋とではスケールが違いすぎて同じ職業の人とは思えませんね。是清翁は、議事堂で酒を飲んでいたとかいう豪快な逸話の持ち主であらせらせるわけですし。

2024.04.09

さとしゃぶを食した話



ちょっと前になりますが、2月9日に和食さとビエラタウン西明石店にて、さとしゃぶを食べました。この日は、彼の国の大晦日にあたる日でありまして、彼の国では、一家揃って美味しいものを食べる日となっております。我が家も妻が彼の国の人であり、わたくしも本邦のニセ正月にはほとほと嫌気をさしておりまして、今回はこの習慣に乗っかったわけであります。


というわけで、さとしゃぶですが、思い切って和牛コースを頼みました。肉は冷凍でしたが、サシの入った霜降りでした。とてもおいしく、肉も野菜もたくさん食べました。


最後に残ったスープを飲んでみたのですが、脂が層を作って浮いている状態でした。それくらい肉を食べたのですね。


次は、彼の国を代表する火鍋チェーン店の小肥羊に行きたいです。合格してからになりますが。

2024.03.25

2024年3月2日柏戦観戦記



実はわたくし、ヴィッセル神戸のファンクラブのようなものに入っております。ファンクラブの中でも、1番安いランクのものですが、年に1試合だけタダ券をもらえることになっております。昨年は試験が終わってから使おうと思っていたのですが、なんと試験が終わった頃には使えなくなっておりました。というわけで、今年はホーム開幕戦でタダ券を使ってしまおうと3月2日の柏戦を見に行きました。


子ども2人と行ったこともあり、スタートは若干遅れ、サッカー観戦で1番楽しい選手紹介が、途中から見ることになってしまいました。


そして、試合ですが、1対0で負けてしまいました。ただ、得点のシーンはわたくしがトイレに行っている間だったので、わたくしの中では、ヴィッセル神戸は負けておりません。


というのは冗談ですが、わたくしの見た限りでは、ヴィッセル神戸はしっかり守っておりました。惜しいチャンスもたくさんあったのですが、負ける時はこんなもんです。


汰木選手と佐々木選手も負傷してしまい、ヴィッセル神戸的にはあまり後味の良い試合とは言えなかったのですが、とりあえず試験までは現地観戦はお預けです。試験を頑張った後にまた行きたいと思います。

2024.02.26

民法第一条の話



第1条 私権は、公共の福祉に適合しなければならない。

2 権利の行使及び義務の履行は、信義に従い誠実に行わなければならない。

3 権利の濫用は、これを許さない。


これは民法の第一条の条文です。わたくしが法律の勉強を本格的にするにあたり、民法を見てみました。そして、この第一条をみたとき、正直に言って、失望しました。


端的に言うと、「公共の福祉に適合」とか「信義則」とか「権利の濫用」などは、すごく大雑把な、テキトーな物言いです。勉強を始める前のわたくしは、「何が公共の福祉に適合しないのか」とか、どういう行為が信義則に反するのか」などを規定しているのが法律だと言う思っていました。それがこの物言いですよ。こんなのが第一条にあるんだったら、法律なんていらないとすら思いました。


今ではそこまで細かく規定していたらキリがないこと、どうしても「法の抜け穴」ができてしまうこともわかっています。しかも、この民法第一条は、その「法の抜け穴」をふさぐ伝家の宝刀というか、最後の必殺技のようなものなのだ、ということもわかっています。


よくドラマなどで悪人が「法の抜け穴」を見つけて悪事を働くということがあります。現実にも「これは違法ではないが、あまりにもひどい」という事例が最高裁に上がってくることがあります。そういうとき、つまり、法律の規定で裁ききれないとき、裁判所が使うのがこの伝家の宝刀なのです。「法律の文言通りに解釈すると悪事を認めざるを得ないが、民法第一条(や公序良俗違反を書いた同法90条)違反なのでダメ」ということにせざるを得ないことが時々起こってしまうのです。


しかし、なんでもかんでもそういうことにしてしまえば上に書いた「法律なんていらない」という話になってきます。なので、この手は「最後の必殺技」なのです。


というわけで、法は完璧なものではないのですね。逆に言うとこの世の中は法律で全てうまくいくというような簡単なものではないということです。

2024.02.12

法律の話

わたくしは、朝から晩まで法律の勉強をしていて、もし合格できれば、法律を生業とするつもりでいます。ただ、残念なことに法律の勉強が好きで好きでたまらないというわけでもなく、実は法律の勉強をしているとすぐ疲れてしまいます。こんなことで生業としてやっていけるのかという不安もありますが、司法書士試験に合格できるレベルにはなれると思います。


そんなわたくしが、なぜ法律の勉強を始めたかといいますと、「自分にも法律の勉強ができる」と思ったからです。なぜそう思ったかと申しますと、それは彼の国にいたころの経験からです。彼の国にいたころ、わたくしは輸出入に関わる仕事を数多くさせてもらいました。ここで強調したいのは、わたくしがしていたのは、輸出入に関わる仕事であり、輸出入の実務ではありません。実務は彼の国の人たちがやっており、わたくしはそれらを担当したことも、彼らを指揮命令したこともありません。しかし、各部門で輸出入で困ったときはわたくしのところに持ち込まれ各所とあれやこれやと相談しているうちに、「門前の小僧」式に弊社のやっておりました輸出入については詳しくなってしまいました。おそらく日本人の中では、わたくしが一番輸出入に詳しい人だったのでしょう。


話が長くなってしまいましたが、そのとき思った輸出入の仕事のキモは何だったかというと結局は法律です。彼の国の税関といえども法律に従って動いており、法律に触れなければ罰せられないし、法律に税金を取ると書いていないことまで税金を取ったりしません。


わたくしは当時の輸出入に関する法律をたくさん和訳して、パソコンに保存しておりました。おかげで法律のパターンのようなものもなんとなくわかってきました。


それとは別に、わたくしは自分の日常業務について、ルーチン化しているものは全て規則を作って会社のトップのハンコをもらっていました。そうしておいて、苦情が来ると、それはこの規則のここに書いてある、と言えば大抵の人は黙りました。


というわけで、前の会社の仕事を通じて、法律というものに親しくなりました。(コンプライアンス担当みたいなこともやっておりましたし)


そう言えば、司法書士の重要業務である商業登記もやっておりました。彼の国の商業登記は、我が国の商業登記と全く違います。彼の国の方がややこしいところもありますが、彼の国には、司法書士という便利な士業の方がいませんでしたので、全部自社であちこち頭ぶつけながらやっておりました。


その辺の比較などはまた別の機会に書ければと思います。

2024.01.29

なりたい顔ランキングの話


今回の話は、「なりたい顔」というものがあること自体が信じられない、ということです。


顔というものがどのように形成されるかと言えば、それはまず親から受け継いだ遺伝子が基本で、それに性格や健康状態など、個別の要素が加わってできるものだと思います。


思うに、顔というものは、身体の一部分であり、足や手と同じようなものです。もし、他人の顔を移植したとしても、強烈な拒否反応を起こしてしまうでしょう。それくらい、自分と他人は、別のものなのです。


また、顔を変えるとは、頭蓋骨を変えるということにもなります。頭蓋骨の中には脳も入っていますので、人格を変えるということにもなりましょうか。


なんだか話を広げ過ぎて訳がわからなくなって来ました。要するに、我々の身体は髪の毛の先から、爪の先までDNAの設計図通りに作られており、それは他のものとは相容れないものなのだということです。


整形という手もあるのでしょうが、健康な身体にメスを入れるなんて、ありえない行為だと思います。


他人を見て、羨ましく思うこともあるでしょうが、もっと自分の足元を見て日々向上していけばいいのです。


他人は何もかもうまくいっているように見えるかもしれませんが、その人はその人なりに悩みや苦しみがあるのです。


あなたはあなたの手元にあるカードで勝負していくしかない。長所と短所と勝ちパターンを把握すればうまく生きていけるはずです。

2024.01.08

民進党の話


台湾に民進党という政党があります。日本で台湾の政治の話は「統一か?独立か?」という視点だけで語られがちですが、当然ながら、台湾の人たちの実際の生活において、そういう問題以外にもたくさんの問題があるのです。ただ、日本の人たちよりその辺がわかっていないのが大陸のお偉いさん方で、大きな選挙のたびにミサイル演習をしたり、恫喝まがいの言動をしたりとやたらと民進党をアシストする動きを見せたりします。この辺は、北の将軍さまが自民党をアシストしたがるのと少し似ていますね。


まあ、それはともかく、この民進党という政党ですが、生まれた経緯などから色々と理想的なことばかりを声高に叫ぶという、悪く言うと「お花畑」な雰囲気がありました。(ちなみに香港の民主派と言われる今は絶滅危惧種の政治家たちにもそういう傾向が見られるような気がします)言ってることはいいことのように聞こえるのですが、実行力が、、、みたいな感じです。民進党も上記アシストもあり、2000年に政権を取るのですが、いろいろと政権運営のまずさを露呈し、2008年にライバルの国民党に政権を奪われます。


ここまでは、日本でいうと「悪夢の民主党政権」に似た感じのする話です。しかし、その後、台湾の人たちの選択は違いました。もう一度民進党にチャンスを与えたのです。2016年、蔡英文さんが大統領選挙に勝ち、政権再交代を果たしました。その次の選挙も大陸による香港弾圧というアシストもあり、勝ったのです。この蔡英文さんという人は立派な人で、東アジアでこんな立派な政治家は他にいないだろうと思えるくらい立派な方です。


また、近い将来に台湾の大統領選挙があります。その結果がどうなるかは分かりませんが、この辺の経緯を見て思うのは、日本も彼らにもう一度政権を取らせても良かったんじゃないか、ということです。人間は、環境に適応する生き物です。彼らは「現政権を批判すれば良い」というぬるい環境に完全に適応してしまっています。彼らの支持者もそういう行動に拍手を送り、現実的な政策を望んでいません。これは、それ以外の人たちから見ると「批判のための批判」で盛り上がっている「批判マニア」にしか見えないです。


我々は彼らをそういう「マニアの世界」から引きずり出せなかったのか?これからどうすれば引きずり出せるのか?


現政権の腐臭を放つ体たらくを見るにつけ、最近はそんなことを考えています。

2024.01.03

名古屋戦観戦記


この間「楽しかったことをできるだけ書いていこう」と言ったにも関わらず、2023年一番の喜びについてまだ書いていませんでした。


今年、2023年11月25日にノエスタで名古屋グランパスとの試合を見に行きました。実はこの試合の前日に激しい優勝争いをしていた横浜F・マリノスが新潟に勝てなかったため、この試合にヴィッセル神戸が勝てば2023年Jリーグの優勝が決まるという大一番でした。というわけで、ノエスタは超満員でした。いつもの「胃にええスタミナ巻き」と「サッカー巻き」も売り切れになっておらず、というか、ちょっと待って、現場で作ってもらいました。


そして、サッカー観戦で一番楽しい時間である選手紹介を経て、ついに運命の一戦はキックオフを迎えました。前半、ヴィッセル神戸に先取点が入ります。ゴール前で大迫選手がキープしていたときに井出選手がうまく抜け出して、パスを受け、ゴールを決めます。すごく幸先がいいなあと思っていたら、その直後、今度は武藤選手が大迫選手のクロスに合わせて2点目を取りました。このとき、一番気になったのは、ゴールパフォーマンスです。実はこの前に武藤選手がイベントである小学校を訪問したときに小学生たちが武藤選手に自分たちの考えたゴールパフォーマンスをやってくださいとお願いしていたのです。この日、ゴールを決めたあと、なかなかやってくれなかったので、すごくやきもきして、何回も「ゴールパフォーマンス」と叫んでしまいました。が、少し時間をおいて、やってくれました。ただ、腰の振り方が子どもたちの振り付けと比べて若干甘いような気がしましたが。


これで2-0というスコアになりました。つまり、サッカーで危険なスコアと言われているスコアです。てなことを子どもに説明しているうちに相手DFがクリアしたボールがきれいなスルーパスになり、外人選手に決められて一点差になり、ハーフタイムを迎えます。


後半のことは実はあまりはっきり覚えていません。山口蛍選手が交代で出てきたことははっきり覚えています。実は試合前のスタメン発表を見て、負傷でずっと休んでいた蛍選手がベンチに入っているのを見て、「シャーレ掲げ要員か?そんな舐めプしてるとやられるぞ」と子どもに言ったくらいなので、彼の出場は意外だったし、嬉しくもありました。そして、何より思ったのが、「これで優勝できるのか?」という自問自答です。目の前で展開されているのは、「いつものサッカー」です。そして、その結果優勝という夢にも思わなかったものに繋がるということが、自分でも信じられなかったです。何度も何度も自問自答しているうちに「いつものサッカー」がにじんで来ました。そうしているうちに審判の笛が吹かれ、本当に優勝の瞬間を迎えました。


全然実感が湧かないまま、全力で『神戸讃歌』を歌いました。シャーレアップのとき、花吹雪が風でズレたことも覚えています。イニエスタ選手のビデオメッセージも、今までの歴史動画も。今まで、優勝どころか、残留争いの常連だったし、金をかけても強くなれない、Jリーグ随一のネタクラブだったのに、、、本当に優勝したのです。


というわけで、目の前で優勝の瞬間を見ることができてよかったです。子どもにも見せることができましたし。






2023.12.10

從此始

序幕将開从此始
名人未完自西馳
翻身一箭双飞翼
会使観人酔忘時

2023.12.09

名訳の話


まあ、わたくしも外国語でメシを食っていた人間の端くれだったので、標題の件については興味があります。


わたくしが思うに「少年よ、大志を抱け」というのは名訳だと思います。原文は皆さんご存知かと思いますが、あの原文からこの訳が出てくるというのはまさに神業です。そもそも複数形なのに「少年」と言ってしまっていたり、BE動詞なのに「大志を抱け」とまで言ってしまうとか、かなり勇気がいる訳だと思います。


訳しているといろんなツッコミを想定してしまい、ついつい原文に則したものになってしまいがちです。例えば、原文が複数形だから「少年たち」としてしまったり、「抱け」なんて言葉は原文にはないとか、「大志」の部分も名詞ではなく、形容詞だとか、そういうツッコミを自分で入れてしまう、というか、本当にそういうツッコミをしてくる人がいるのです。


そういうツッコミに対処するのに一番いい方法は原文に則することです。「原文がこうなってますから」こう言えばそういう人たちは黙ります。


しかし、そうしてしまうと今度は不自然な日本語になってしまったり、話者の真意が伝わりにくくなるわけです。


だから、そういう諸々の問題をものともしない「度胸」が通訳者、翻訳者には求められるのです。


次にわたくしの専門分野であるちうごく語から一つ選んでみたいと思います。それは、「政権は銃口から生まれる」です。この訳ですが、すごくかっこいいですね。なんかハードボイルドな感じがします。これの原文らしきものを見たことがあるのですが、あまりかっこよくないというか、口語的というか、もともとこの言葉自体が「力こそ全て」みたいな野蛮な意味合いを含んでいますので、原文もどうしてもそういう感じになってしまいます。そう考えるとこの訳は原文を越えたと言えるかもしれません。しかし、それはあってはならないことでもあります。


いずれにせよ、これらの名訳にしても、残るのはクラーク博士など話者の名前で訳者の名前は残りません。話者が主役で訳者はあくまで縁の下の力持ち的存在なのです。それでも通訳、翻訳という仕事は面白いし、難しく、奥が深いです。


これからも通訳、翻訳で苦労した話とかこぼれ話など書いていきたいと思います。

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