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2026.09.30

王孫帰不帰

送別

 

王維

 

山中相送罷,日暮掩柴扉。

春草明年綠,王孫歸不歸?

 

この詩のことは以前にも書きました。最近、AIを使って新しい事実が判明したので、記録します。

 

それは最後の部分です。ここは前にも書きましたが、現代中国語の口語でも使われる疑問文の構造をとっており、漢詩としてはちょっと違和感が残る部分でもあります。そこで、AIに聞いてみたのですが、このようなV不Vの形は、いわゆる漢文には存在しない、というか「いわゆる現代中国語の『V不V』という文法化された反復疑問文とは、同じものではないと考えたほうがよい」とのことです。漢詩は「詩語」で書かれなければならないので、漢文に存在しない文型を使うのは御法度です。ただ、そういう御法度も時には許されるのも漢詩であり、そういうゆるさが漢詩の面白いところというか、複雑なところでもあります。

 

そして、AIが言うには、V不Vという疑問形は、唐代の口語にも見られない、というか、現存する資料では唐代にそういう表現があったということは確認できないということだそうです。この形は、宋代や元代、明代の白話体の文章には見えるそうですが、それ以前にはなかったと思われる、ということです。(逆に「能飲一杯無」のような「V否・V不」的な形の疑問文はあった)

 

つまり、AIの結論としては、王維はこの部分をいわゆるV不Vの疑問文として書いたものではなく、肯定と否定を繋ぎ合わせただけであるということです。それは、五言という字数の制限と絶句という平仄や韻の制限が背景にあり、それに適合しつつ、疑問文を作るという必要性に駆られて創作された言い回しであるというわけです。

 

まあ、よく考えると「帰不帰」とした時点で、韻に使った「帰」をもう一回使うという「良い子は真似しちゃダメ」な事態になっているわけですが、これは上にも書いた漢詩独特のゆるさということで許されるのでしょう。

 

まあ、そんな茶々はともかく、王維って本当に天才ですね。文法にない文章を書いて、それがかえって人々の心に沁みるフレーズになっているわけですから。

 

最後にわたくしは、AIに反論しました。AIは、上記対話において、「作者は帰ってくるかどうかわからない気持ちを書いた」と言いました。しかし、わたくしの理解では「作者は『王孫』が帰ってこないことを知っていたが、帰ってきて欲しいと心から思っていたので、このような形にして呼びかけたのだ」と思います。

 

この部分は、『楚辞・招隠士』の下記の部分を踏まえたものです。

 

王孫遊兮不歸、春草生兮萋萋。

 

ここを上記のように書き換えることで、王維は「帰ってこないだろうけど、帰ってきて欲しい」という切なさを表現したのだと思います。どうです? 心に沁みませんか?

 

以上は、AIとの対話から判明したものであり、事実かどうかはわかりません。多分、大学の偉い先生でないと本当かどうかは判別できないでしょうね。

 

 

2026.09.18

朝の健康自転車生活20260918

またパンクしました。今度は両輪です。

 

5日の朝、自転車に乗ろうとしたら、そういう状態で、健康自転車生活を中止し、その日の夕方に自転車屋さんで修理してもらいました。その結果、前輪は、接地面側に小さい穴ひとつ、後輪は横っ腹に大きめの穴、という状態でした。前輪は、何かを踏んだのだと思いますが、後輪は原因不明です。わたくしは、空気圧過剰だと思っていたのですが、自転車屋さんは、違うという見解です。

 

と、書いてから一週間くらい経ちました。今のところ、タイヤは大丈夫です。ただ、ちょっと怖い事件がありました。それは、わたくしが、明姫幹線の交差点を渡ろうとしていた時です。初め、信号が赤で車が何台か停止線の後ろに並んでいました。その交差点は、路側帯が一部広くなっているので、そこで信号待ちをしていました。信号が青になったので、車の列の後ろをゆっくり走っていたところ、後ろから来た車がわたくしと並行するように走っていました。それは別にいいのですが、その車が交差点に差し掛かったところで、急に左の方向指示ランプを点灯させたのです。そのまま、左折されると、いわゆる巻き込み事故になってしまいます。そこで命の危険を感じたわたくしは、大声をあげました。大声を上げたのが功を奏したのか、車は減速し、わたくしも加速して死地を脱することができました。

 

その車のおかしなところは、後ろから来たのだから、わたくしがそこにいることは見えていたはずです。本当に車を運転なさる方の思考は理解に苦しむことが多いのですが、こういう方は、できれば免許返納を考えた方が良いのではないですかね。それが世のため人のためというものです。この程度の方が世のため人のために行動できることってなかなかないと思いますので、ご一考いただければ幸いです。

 

と、大脳新皮質を使うことが滅多にないためにおからと化してしまった爬虫類脳の持ち主の話はさておき、とにかく安全第一ですね。死因が爬虫類脳なんて洒落にもなりませんわ。

2026.09.11

2026年9月6日長崎戦観戦記

この日は息子と二人で観戦しました。行く道すがら、息子から「これからは一人で見に行け」と言われました。理由は、チケット代が高いからだそうです。わたくしは、このクオリティの試合をノエスタという舞台で見られる今のチケット代は、決して高くないという価値観なので、今後は一人観戦が続きそうです。

 

さて、この日は息子が好きなスタグルを食べました。この日食べたのは、ケバブサンドでした。味はまあまあだと思いましたが、スタグルの中ではそんなにと思いました。この辺は好みがあってなんともいえませんが。

 

さて、スタジアムに入って応援です。この日の席は、ビッグスタンドの真ん中の高めの位置でした。前回のような柵の後ろでなかったので、荷物を引っ掛けるスペースもなく、ちょっと居心地はよくなかったです。

 

試合前の選手紹介も、最近は過剰な演出というか、始まる前の前置きが長すぎて食傷気味です。そういえば、この日はゴル裏の応援に合わせて、ビッグスタンドの観客も立って応援するというのがあって、結構楽しかったのですが、なぜか試合前のアップの時間帯だけで、肝心の試合中にはなかったのが残念です。

 

さて、試合ですが、この日は3対1と快勝しました。そのうち2点は郷家選手のゴールでした。郷家選手は、今まで一生懸命に走り回っていたのが、やっと報われたという感じです。個人的にはゴール前で冷静なプレーができる選手なので、もっとゴールが増えてもいいと思います。ポドルスキ選手や西選手にも可愛がられていた若手時代を知っているだけに、ここに来てのケチャドバには、感慨深いものがあります。

 

一失点は、岩本選手のパスミスからです。本人も落ち込んでいたようですが、これを糧に更なる飛躍を期待したいですね。失敗を教訓とする人だけが、成功者になれるのですよ。

 

さて、そんなこんなで結局はリーグ戦三連勝という結果になりました。怪我人がいる中でこの結果はまずまずですね。怪我人が帰ってきた時にそのまま試合に出られないんじゃないかと思うくらい、控えメンバーが活躍しました。これは、このチームにとって、大きいことだと思います。

2026.09.03

朝の健康自転車生活2026年8月第4週

今回から一週間単位で書くことにします。このやり方がずっと続くか、すぐ終わるかは不明です。

 

さて、先週ですが、一番大きかったのは、パンクですね。26日の水曜日のほぼ終わりかけで、クーリングダウン突入前にパンクしました。その日はクーリングダウンをせずに家に帰りました。

 

パンクですが、調べたところ、横っ腹がパンクしていて、尖ったものを踏んだわけではないようです。多分、空気圧が高すぎたのかもしれません。季節要因もあり、あり得る推論だと思うので、今後は空気圧低めで行きます。今年から、安物のタイヤに変えているので、元々8.5気圧しか入れていなかったのですが、今後は、8気圧にして様子を見ます。

 

最近、Youtubeで、「自転車を降りる人が多い」的な話題を目にするようになりました。まあ、降りたければ降りればいいと思うのですが、この世界、「こうしなければならない」的な持論をお持ちの重鎮が多くて、我々にわか勢には荷が重すぎることもあります。わたくしの場合、知らない道を走ることが恐怖以外の何者でもないので、自転車で旅行するとか、長距離ライドとかは全く向いていません。もし、自転車の楽しみがそれだけだったら、とっくに降りています。重鎮の中には、我々にわか勢にマウントをとりにくる人もいるのですが、そういう人が実は降りている人だったりするのも噴飯ものですね。

 

まあ、そんなことはともかく、わたくしは、自転車をピカピカに磨く必要もなければ、長距離ライドもゴメンです。今の走り方を見つけたので、自分なりに「朝の健康自転車生活」を楽しみたいと思っております。

2026.09.01

『兵庫県政問題』(青本)読了

この本を買ったのは、金曜日でした。楽天ブックスのクーポンで金曜日100円引きというのがあり、それを使おうと思ったのですが、別に今月末まで200円引きというクーポンもあり、悩みました。月末までにこの本を読み終えれたら、次の本(赤本)に200円を使えるので、青本は100円引きで買った方がお得です。しかし、読み終えることができなければ、200円は無くなってしまいます。考えた末に前者を選ぶことにしました。

 

とまあ、本の感想とは全く関係のないツカミでしたが、この本もお布施みたいな感覚で買いました。著者たちに対する敬意というか、まあ、お布施ですね。内容はほぼ知っていることばかりで、新しい内容はあまりなかったです。最後の菅野さんの文章は結講新鮮でした。歩道橋のことを最後の最後に書いてくれて嬉しかったです。

 

結果として、今月中に読み終えることができ、本日赤本を200円引きで購入いたしました。

2026.08.26

『天佑なり』下読了

上巻に引き続いての感想となります。正直、感想は上巻と被るところが大きいです。ただ、一部、変更があります。例えば、枡吉さんへの扱いについては、下巻で出てきたので、不満はかなり解消されました。

 

上巻は、日銀下関支店の支店長になるまで、という区切りです。量的なもので区切ったのでしょうが、いまいち意図の見えない区切りではあります。ただ、思ったのは、やはり『自伝』がある部分と『自伝』以後の部分では面白さが違いますね。『自伝』がある部分が圧倒的に面白いです。これは、『自伝』が本当によくできた本であるということもあるでしょうし、本当に政治家としての是清翁の人生がそれまでと比べて面白くなかったということもあるでしょう。是清翁は、詳細な日記も残していますし、言動に関しては、報道も含め、詳細な記録があるはずなので、『自伝』時代より、小説家としては、書きやすいはずなんですよね。

 

それがこうなってしまうということは、『自伝』時代の是清翁の人生が面白すぎたか、『自伝』自体が、粉飾されて面白くなっているのか、でしょうが、思えば政治家なんて、行動の自由が制限されていて、是清翁的な面白さが発揮しにくい立場ではあるんでしょうね。ただ、そんな中でも是清翁は、かなり自由に行動されていたように見えますけどね。

 

政治家といえば、下巻で期待していた「別離声明」事件が全くスルーされていたのは、遺憾ですね。個人的にもどういう事件かイメージが完全につかめていないので、作者の見解を知りたかったです。

 

あと、細かいですが、日銀総裁の川田さんが亡くなった時も、サラリと一行くらいで流されていて、あっさり風味が過ぎる感は否めませんでした。

 

それから、細かいシリーズですが、深井英伍さんが『自伝』に書き残した、シフ氏との相互訪問事件は、個人的には無茶苦茶好きなエピソードなのに扱いが小さくてちょっとガッカリしました。

 

あと、外債募集のところですが、わたくしがカタカナ人名に弱く、こんがらがってくるので、Googleで調べながら読んでいましたが、この辺で出てくる人って、本当にすごい人たちで、是清翁は本当に大仕事をしたんだなと思いました。まあ、ロスチャイルド家との関わりとかは、『随想録』でも出てくるので、この書でももっと掘り下げてほしいかなとも思いましたが。

 

外債募集のところで感動的なのは、シャンドさんですよね。横浜の金の柱の銀行にいたときは、是清翁は、イタズラばっかりする困った悪ガキだったと思うのですが、その悪ガキが、何十年か経ってから、日本政府代表として目の前に現れるのですから、ご本人はどんな気持ちがしたでしょう。そんな中で、かなり真剣に是清翁をサポートされていて、この人も日本のために頑張ってくれた人として、顕彰されるべきでは、と思いました。と思って今調べたら、4回も叙勲されていて、顕彰碑まで立ってるんですか。まあ、この人の件も泣けてくる話ですね。

 

そんな感じですかね。いずれにしても、読みやすく、スラスラと読めました。上巻の感想でも書きましたが、女性からの視点も多く、わたくしとしては結講違う視点から見た「是清翁像」が見えたという収穫もありました。

2026.08.24

2026年8月15日FC東京戦観戦記

100年構想リーグは、無事我らがヴィッセル神戸の優勝に終わり、2026ー2027シーズンが始まりました。

 

その新しいシーズンですが、すでにヴィッセル神戸は、福岡の地で開幕戦を行い、1−0で勝利しました。その次の試合、つまり第2節は、ノエスタで開催され、つまり、ヴィッセル神戸のホーム開幕戦となります。

 

というわけで、観に行きました。年に一度の開幕ということで、今回はいつもの長男だけでなく、長女も一緒に観戦です。今回は、いつものホーム応援席よりではなく、ほぼ中央の席を取りました。この席は、どちらのゴールもよく見える席で、なかなか良かったです。

 

さて、試合前の練習ですが、一番気になったのが、FC東京さんのGKコーチが白いお盆みたいな円形の板を持って、センタリングに合わせるという、キーパーの練習をやっていて、とても印象的でした。キーパーの練習って、コーチごとにいろんなアイデアが見られて、見ていても結講面白いものです。

 

さて、試合ですが、我らがヴィッセル神戸は、ボールをキープして、時にはチャンスを作りますが、相手FC東京のカウンター攻撃にあい、たびたび決定機を作られます。そんな中、カウンターで佐藤ケイン選手に右サイドを破られ、左サイドに走り込んできた長倉選手にロングパスが通り、長倉選手に先制ゴールを決められます。

 

この時点でかなりヤバい空気が漂っていたのですが、それを帳消しにしてくれたのが、我らが大迫選手でした。前半も終わろうとする40分、相手DFがバックパスしたボールをGKのキム・スンギュ選手が、トラップミスしたのを逃さず、前に蹴ったボールをブロックするような形でシュートが相手ゴールに決まって、同点にしました。子供たちには「キム・スンギュの恩返しゴール」と言っていましたが、そういう言い方は良くないですね。これはれっきとした大迫選手のゴールです。

 

さて、これで息を吹き返したヴィッセル神戸ですが、今度は後半の69分にまたゴールを決められてしまいます。ゴール前の浮き球が井手口選手に当たって、ゴールの近くに飛んできたのに、GKの権田選手が釣られて前に出てしまい、結局浮き玉のまま、長倉選手に決められてしまいました。このゴール、入った直後に線審がオフサイドフラッグを上げ、「オフサイドだ」と思っていたのですが、センターサークルのところで主審がごちゃごちゃやっていて、VA Rと話をしているような、してないようなよくわからない時間が続いて、やっと「ゴール」という裁定が出ました。

 

とにかく、これで一点のビハインドです。ここから我らがヴィッセル神戸のスイッチが入りました。どこのチームでもホームで負けそうになったら、同じようにスイッチが入るものなのですが、この日の神戸は一味違ったと思います。とにかく、人を前に出して、ボールを前に運んで、FC東京ゴールに迫ります。ヴィッセル神戸の一番の特徴は、後半アディショナルタイムです。みんなが力を使い果たして、ヘロヘロになった時間帯で、とにかく今自分ができる最善の仕事をする、こういう当たり前で難しいことをヴィッセル神戸の選手たちはやってのけるのです。

 

そして、幸運の女神は、常に準備を怠らなかったものの頭上に来るもので、90分➕3分にディエゴ選手のロングスローからこぼれたボールが武藤選手の前に転がってきて、それを武藤選手がゴールに沈めました。

 

個人的には後一点が欲しかったのですが、これでヴィッセル神戸は敗北を免れ、貴重な勝ち点1をもぎ取ったのでした。

 

というわけで、この日は勝てはしなかったものの最低限の結果を手に入れることができたという、「まあまあ」の日でした。

2026.08.18

2026年8月12日高校野球を見に行った話

わたくしには、子供が二人いるのですが、実はまだ甲子園に連れて行ったことがありませんでした。兵庫県に住む親として、子供を甲子園に連れて行ったことがないというのは、親の義務を果たしていないということに気がついたので、去年、高校野球のチケットを買って、子供を連れていく予定にしていたのですが、その日に雨が降って、野球が中止になったので、義務を果たすことができませんでした。ちなみに阪神のチケットは、プラチナすぎて手に入れることができません。仕方がないので、今年、適当にチケットを買って、この日無事に親の義務を果たすことができました。

 

この日は三試合見ることができるはずでしたが、三試合目は、台風のため中止になり、二試合を観ました。

 

一試合目は、仙台育英と花咲徳栄の試合でした。この試合、花咲徳栄の黒川投手が注目されていました。黒川投手は、ストレートも速く、変化球も多彩でしたが、仙台育英打線がツーストライク取られた後に粘られて、球数を多く投げさせられ、結講いい当たりをされていました。ですが、粘りの投球で、なかなか得点を許さず、仙台育英の田山選手のタイムリーによる一点に抑えました。対する仙台育英は、古川投手が先発しました。古川投手は、黒川投手ほどストレートが速いわけではなかったのですが、力のある球をグイグイ投げ込んでくる小気味のいい投球で、相手打線を圧倒しました。相手打線の打球が詰まったフライやボテボテのゴロが多く、最後まで球威が衰えることもなく完封して、この試合は、仙台育英に軍配が上がりました。

 

次の試合は、神村学園と佐野日大の試合でした。こちらも投手戦となりましたが、佐野日大の途中から出てきた鈴木有投手が印象に残りました。直球がそんなに速いわけでもないのですが、コントロールが良く、うまく相手打者のタイミングをずらすピッチングで、「こういうのでいいんだよ」と言いたくなるような投球でした。結局試合は、3対1で佐野日大が勝ちました。

 

この日、ホームランはなかったのですが、どちらも締まった投手戦で見応えがありました。たこ焼きも美味しかったし、子供たちも甲子園を満喫できたのではないかと思います。

2026.08.16

朝の健康自転車生活260814

今日は、お盆休みだったので車も少なくて楽しかったです。時間は、ちょっと起きるのが遅くなってしまって、6時くらい出発だったのですが、車は少なかったです。しかも、この時間帯の信号機のタイミングは、いつもの5時台とは違いました。川崎工場の前を通って、175号線との交差点を直進していくのですが、いつもだと、下り坂の勢いを西新町まで持っていけないのが、今日は、西新町まで持っていけました。

 

これはすごく気持ちがいいので、次回はわざと6時台にしてみたいと思います。平日だと車も増えますが、この気持ちよさと事故リスクを天秤にかけてみたく思いました。まあ、どうせ冬場は、6時半出発とかになってしまうので、事故リスクは無視できるのではないかと思います。

 

あと、最近前輪のタイヤを交換しました。パンクしたのですが、どうもタイヤにひび割れが出るなど、限界に達しているっぽいのと、後輪が裂けて交換した直後であることも加味して交換することにしました。今回の交換は、後輪と同じく、行きつけのお店にあったタイヤにします。今はお金がないし、高級なタイヤは耐久性もないので出費がかさむだけになってしまうからです。

 

そんなこんなで楽しい健康自転車生活を続けています。今はこういう身体に産んでくれた両親に感謝しています。こういう楽しみに出会えたことも、こういう楽しみを味わえる身体であることも、全部幸運のなせる技だと思います。

2026.08.09

『天佑なり』上読了

この本は、上巻と下巻があり、その上巻の方を読み終わりました。

 

是清翁を題材とした小説ということで、わたくしのような人間が読むとちょっと角度をつけて読んでしまうところがあります。特に最初の部分で是清翁が奥さんと「ハワイでも行こうか」みたいな話をした、というシーンがあります。ここに引っかかりました。戦前のことですから、海外旅行というものは、今のように簡単ではありません。今だったら、老夫婦がハワイに旅行なんて、訳ないことですが、当時は、船で太平洋に乗り出すという冒険みたいなものです。そんな話を聞いたことがないので、ここは「心象スケッチ」かな?とも思いました。小説なので、当然作者の「心象スケッチ」があって当然ですし、そこが作家の腕の見せどころとも言えるでしょう。ただ、であるならば、上記のような事情も書かないと現代の読者に対しては不案内の誹りは免れません。はっきりと軍配は下せませんが、ちょっとやらかしたっぽいですね、ここは。ただ、はっきりとは言えませんので、もし、そういう情報が見つかりましたら、ここで明らかにするとともに謝罪させていただきたく思います。

 

まあ、引っかかったのはそこだけで、あとはスラスラと読めました。是清翁の前半生は、ほとんど記録がなく、『自伝』くらいしかまとまった資料がないそうですが、『自伝』の内容が豊富すぎて、そのまま載せたら読者が消化不良になってしまうくらい波瀾万丈なので、小説家からすると「どこを削るか」という勝負になってくるんだと思います。

 

そんな中で注目したのが、大阪の学校の校長就任を断った話です。本作では『自伝』説を採っていますが、実は昔とある雑誌に「女の子と仲良くなって、離れられなくなって断った」みたいなことが書かれていました。これが本当がどうかはわかりませんが、『自伝』説の仏教談義がどうのこうのというのはちょっと不自然ですよね。是清翁は、結構、話を盛ったり、面白おかしくする癖があるとは思いますが、『自伝』説はちょっとないかな?と思っております。上記、『雑誌』説も、もしかしたら、是清翁が、どこかで盛った話を間に受けて書いただけかもしれませんね。

 

まあ、その辺を面白おかしく装飾していくのも小説家の仕事だと思います。わたくしは、そういうことで怒ったりしません。まあ、「心象スケッチ」が面白くなかったら怒りますが、そういうのを見分けていくのも歴史小説を読む楽しみと言いましょうか、でないと歴史小説なんて退屈で読めたものじゃない代物になってしまいますよ。

 

あと、読んでいて思ったのが、女性たちが生き生きと描かれていることです。『自伝』を読んでも奥さんがどういう人だったかという部分がいまいちわかりにくいのですが、この小説では、最初の奥さんも二人目の奥さんもちゃんとしたキャラクターとして描かれていて好感が持てました。

 

ただ、是清翁がいちばん愛したのは桝吉さんだと思うのですが、この人の「それから」が気になりますね。あれだけ関係の深かった人ですから、死ぬまでほったらかしということはないような気もするのです。よしんばほったらかしだったとしても、その理由が絶対にあると思います。一読者としては、その辺をほったらかしにせず、「心象スケッチ」であったとしても、書いて欲しかったかな、と思います。

 

まあ、まだ上巻だけの読了なので、感想もこの辺にしておきます。

 

 

 

 

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