広州編(+虎門)
みな さん、こんにちは。
と言うわけで今回は広州編です。広州は広東省の省会(日本で言うと県庁所在
地)で、改革解放の波に早くから乗っかり、中国の中でもかなり発展している街
です。ここの印象は何と言っても料理がおいしいことでした。で、「広州の料理
がうまい」とみんなに喧伝していると、香港に住んでいる友達から「あんた、ま
だ香港来たことないでしょ。香港来たら広州の料理なんてまずくて食えないわよ」
と言われました(^^;。
82,陳氏書院
ここは清の時代、広州に住む陳さんたちがお金を出し合って作った建物です。
一族をまつる社とか、子供たちの教育に使っていたようです。こういう「昔の家」
は、あちこちに残っていますが、ここの建物もなかなかみごとです。今は広州の
民芸品などもたくさん展示されており、こっちの方も面白かったです。
83,光孝寺
ここは、広州で一番大きなお寺さんです。実は当方がここに来た目的は『少年
包晴天』の撮影場所を見る(どうも使われていたらしい)ということでしたが、
いまいちよくわかりませんでした(^^;。あと、広州のお寺さん全部に言えること
ですが、ほかの地方と違って、このあたりのお寺さんは、観光用というよりは、
地元の信者さん向けに作られており、宗教的雰囲気を味わえます。
84,六榕寺
ここもお寺さん。何とここは蘇東坡先生も来たことがあり、その詩の一部分を
取ってこういう名前に改名したらしい、と『地球の歩き方』に書いてありました。
実はこの情報、当方も知らず、現地で同書を読みながらちょっと恥ずかしい思い
をしました(^^;。で、蘇東坡先生も詠んだというガジュマルの樹、なかなか見事
です。
85,砂面
ここは、昔租界だったところです。上海のバンドのようなところと言えますね。
きれいな洋館がずら~と並んでいます……と言いたいところなのですが、この洋
館たち、よ~く見ると通りに面している表部分だけきれいに塗り直されています
が、裏とか側面はきちゃないままです(^^;。ここは、そういう「中国の現実」も
味わえる貴重な場所と言えるでしょう(^^;。
86,林則徐記念館
ここは本当は広州市内ではなく、広州から日帰りで行ける「虎門」と言う場所
にあります。ここ、一応「鎮」になっていますが、行ってみるとかなり都会です。
で、ここには、林則徐が阿片を処理した池などが残っています。あと、記念館に
は「欧米列強に屈せず、毅然として反抗した偉大なる中華民族(林則徐)の足跡
(砲台など)」が展示されていますが、林則徐が左遷された後、この偉大なる砲
台などが、英国海軍にぼろんちょにやられたことは全く展示されていません(^^;。
次は、広州から東へチョット行ったところにある街、恵州に移ります。
ではでは、再見!!
02/11/21(木) 07:26 河村 豊(HQE01543@nifty.ne.jp)
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