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2003.12.29

漢中編

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みな さん、こんにちは。

 今回は漢中です。漢中は陝西省でも四川省に近いところにあり、「小江南」と
呼ばれているくらい、穏やかで過ごしやすそうなところです。陝西省でも、秦嶺
山脈を越えると別の世界になっておりまして、ここにはあの黄土高原独特の雄大
な渓谷や砂埃はありません。一般の旅行者は見落としがちな場所ではありますが、
実は遺跡の宝庫と呼んでも差し支えないくらい、遺跡が豊富です。では、以下に
簡単に紹介します。

 122、張良廟

 ここは、西安から漢中に向かう途中、留[土貝]と言うところにあります。何で
も張良が修行していたところだそうです。今でも結構な山奥ですが、かなり立派
な廟です。こんなところから、長安の様子をつかんでいた(ように見える)張良
は、まさに「運籌帷幄之中、決勝千里之外」という言葉がぴったり来るなあ、と
感じさせるロケーションにあります。あと、曲がりくねった竹も見ることができ
ます。

 123,桟道跡

 蜀の桟道といえば有名ですが、この西安から漢中に向かう道沿いに桟道の跡を
見ることができます。今は四角い孔が残っているだけですが、それだけに楽しめ
ます。こういうのに出会えるのも、鉄道でなく、タクシー貸し切りという、ちょ
っと贅沢な旅の恩恵です。

 124,石門

 ここにはダムと桟道(現代に作られたもの)があります。ここの桟道は、がっ
ちりしすぎて、それっぽくないですが、観光用なのでこれで我慢しましょう。本
当の桟道のスリルを味わいたい方は、崋山にある長空桟道をおすすめします(こ
こは、一歩間違うとマジで死ぬ(^^;)

 125,武侯祠

 ここは三国時代のスーパー超人軍師、諸葛亮をまつったところです。中に唐三
彩三国武将が並んでいますが、「現代人が唐三彩を作るとこんなもん」というよ
うなデキです(^^;。

 126,武侯墓

 こっちは諸葛亮さんのお墓です。なかなか立派なお墓で、中には諸葛亮さんの
一生を描いたジオラマなどがあります。このジオラマの中に、諸葛亮さんの発明
による軍事物資輸送用の「木牛」「流馬」(だったか、名前失念(^^;)があり、
見ると結構楽しいです。

 127,定軍山

 ここは、黄忠が夏侯淵をやっつけた古戦場。武侯墓から上っていったところに
あります。(武侯墓は、諸葛亮さんの遺言で定軍山のふもとに作られたのでした)
今行っても石碑が一つあるだけですが、ここにたつと当時の情景が目の前に浮か
んでくるようないかにも「古戦場」という雰囲気の場所に石碑があり、ファンは
かなり楽しめるでしょう。

 128,馬超墓

 ここは武侯墓の近くにあります。かなり立派なお墓で、さすが三国武将だなあ、
という微妙な感想を抱かせてくれる墓。

 129,古漢台

 ここは、漢中市内です。劉邦関連の遺跡で、劉邦が漢王だったころ、ここに宮
殿を作ったんだかなんだか……由来はよく覚えていないのですが、そう言う感じ
の場所です(^^;。現代に作られたそれっぽい建物とこの辺から出た文物などを展
示しています。中に曹操の書いた文字の石碑……というのがありますが、これっ
て本物なのでしょうか?

 130,拝将台

 ここは、韓信が漢の将軍になってくれいと拝み倒された場所。これも漢中市内
だったと思います。今では市民の憩いの場になっていますが、どう見ても入場料
を払ったと思えない人々に混じって、観光せざるを得ません(^^;。

 131,張騫墓

 ここはシルクロード関係で有名なお方の墓。城固県というところにあります。
中には張騫さんの一生に関する展示などがあった……と思います(^^;。

 132,蔡倫墓

 洋県というところにあります。有名な紙を発明(改良?)した宦官の墓です。
蔡倫の一生(結構複雑だったりする(^^;)の展示や紙の販売などを行っておりま
す。

 133,紙博物館

 ここは、蔡倫墓の横にあります。大したことなさそうですが、実はかなりおす
すめな場所で、何が良いかともうしますと、何と言っても紙づくり実演をやって
いて、しかも、実際にやらしてくれる……というところです。もちろん、この紙
は蔡倫風という触れ込みです。やってみると結構楽しいです。

 当方が行ったのは以上ですが、まだ他にもあるようです。あと、洋県には、ト
キ保護区があり、オリの中で育てられたトキを見ることができますが、ここの職
員のみなさまの「日本人と見たら金をだまし取ろうとする」態度に思わずがっか
りしました。で、それ以降、トキに関する日中友好の感動的ニュースなどを全く
楽しめない体質になってしまいました。

 次回は開封あたりを予定しております。

03/07/19(土) 09:53 河村 豊(HQE01543@nifty.ne.jp)

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