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2004.01.10

宝馬撞人案

 この事件は今中国ですごく話題になっています。

 もともとの発端は、2003年10月16日に農民の運転する車(トラクター?)と宝馬(中国語でBMWのこと)が接触事故を起こしたことに始まります。接触事故と言いましても、BMWの方は、停車しており、この事故に関しては農民側に100%責任があると言えるでしょう。

 で、BMWに乗っていた女性が、これにキレ、同乗していた姉と一緒に農民夫妻をののしりました。(このとき、激しく暴行を加えていたといいます) その後、女性は、車に乗り込みました。すると、車は急発進し、農民の妻を轢き(死亡)、集まっていた野次馬もなぎ倒し(12人がけが)、大きな木に激突して停止しました。

 事件としては、これだけなのですが、その後、捜査が行われ、この事件は、交通事故として12月20日に女性に対し、懲役二年(執行猶予三年)の有罪判決が降りました。

 問題とされているのは、事件自身ではなく、その後の経過です。捜査段階で、この女性は車を運転する基本的知識すらないということが判明し、彼女の持つ免許証は、「関係」を伝って無試験で得られたものであることがわかりました。

 さらに、目撃証言では女性が車に乗り込む前に「お前をひき殺してやる」と言ったというものもあり、「殺人」の疑いもあるのに、当局があっさりと「交通事故」として、処理しているところに批判が集中しました。

 また、農民側が、民事訴訟を起こそうとしたのですが、証人のなり手がなく、金での口封じがあったのでは?という疑いがもたれています。

 さらに裁判の場においても、農民の証言が読み上げられず、検察は結論として「口げんかはなかった」という陳述をしています。農民は取り調べに対し、「これは故意の殺人であると思う」という旨をはっきりと言ったと言うことですが、この証言は全く無視されています。また、「口げんか(口角)」についても、「相手にののしられたが、事故についてはこちらが悪いので反論しなかった」と答えており、どうも「反論がない」=「口げんかはない」とこじつけられたようです。(私は詳しくないですが、この裁判のやり方は中国の刑事訴訟法違反になるようです)

 それ以外にもいろんな「疑惑」があり、話題が話題を呼んでいる状態です。最近はこういうことがあると、ネットを通じて世論が沸騰しやすいという傾向があります。いずれにしても、ちょっと前なら話題にもならなかっただろうこの事件がこれだけ話題になるということ自体が、中国の発展を意味しているのだと思います。もちろん、こういう事件がなくなることが「真の発展」であることは言うまでもありません。

関連情報:
人民日報(中国語版)

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