給料未払いに乱収費
今日はちょっとした中国語講座から入ります。「乱収費」とは、農村などでが法律としては実際に存在しない税金などを取り立てることで、役人の個人的収入になるお金のことです。(もちろん、これは建前としては違法行為です)
この「乱収費」が、給料未払いで困っている人たちにも適用されていることがわかりました。
元ネタ:人民日報中国語版
同記事によりますと、去年の11月、一年以上も契約通りのお金が受け取れなかったということで、60人の職人を抱えた親方が地方政府の労働監察科に行き、苦情を言ったところ、「それでは、手数料として600元(約9000円)を払ってください」と言われたそうです。その親方は、言われるままにお金を支払ったのですが、今に至るまで契約金は手に入っていない……とのことです。
仕事はしたのにお金が入らない……ということで、政府部門に泣きついたはいいものの、そこでも余分なお金を取られ、なおかつ、最終的に何の解決もない……全く泣きっ面に蜂とはこのことですね。
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