進料加工と来料加工
加工貿易と一口にもうしましても、いろんな形があります。日系企業は、主に来料加工か進料加工をやっています。
来料加工とは、海外の企業が材料や設備を無償で中国国内企業(来料加工企業)に提供し、来料加工企業がそれを製品に加工してから海外の企業に販売(輸出)するという形態です。ですので、企業自体は外資系、というわけではありません。だいたい、鎮や区などの地方政府が作った企業であることが多いと言われています。海外企業は、それらの企業に対し、人員を派遣して技術指導などを行っていますが、人事などの仕事は中方がうけもっているのが普通です。
進料加工は、海外の企業から有償で材料を買い取り、それを加工して輸出するというものです。企業自体が外資系というケースもあります。このやり方は来料加工に比べますと、中国に根を張って経営するという感じが強く、人事から何まで自力で経営します。
どっちがいいかという話はケースバイケースになります。両者の違いについては、専門書などではよく表になって説明されていますので、そちらに譲ります。
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