CCCとは?
CCCというものがあります。これは中国の安全認証マークで日本のSTマークのようなものとでも言いましょうか。いずれにしても、このCCCに関わってくる商品は輸入がややこしくなります。
なぜかともうしますと、このマークがないと国内販売してはいけないという製品のリストがあるのですが、それが輸入品にまで適応されてしまっているのです。つまり、このリストにある商品は、CCCマークがないと輸入できないということになります。
しかし、普通に考えてもわかると想うのですが、海外の企業で中国国内の規格であるCCCを持っているというのは、ごく少数だと想われます。であるのに、この規制は、輸入品にもCCCマークを要求し、ないものは輸入できないという企業にとっては実に厳しいものです。
ただし、助け船があります。一つは香港経由のものであれば、香港の中検公司で検査し、合格すればCCCマークが必要なくなるというものです。中検公司というのは、中国の検験検疫局が香港に作った検査会社で、これ以外にも木材包装の証明書発行などの業務を行っています。もう一つは、検験検疫局で「CCC認証を免除する証明(免於辧理強制性産品認証証明)」を出してもらうことです。しかし、これは特別な関係などがないと、発行が難しくなりました。
ある会社の例を挙げます。その会社は、CCCが必要な製品(仮にAとします)を輸入するときに香港の中検公司を使っていました。しかし、ある日、必要があって中検公司に電話したところ「Aに関する証書発行業務は中止しています」というショッキングな話を聞き、このままでは輸入できないと言う事態になりました。いろんなつてを頼ったこの会社は、最終的に検験検疫局の証明(免於辧理強制性産品認証証明)を申請できる会社を見つけ、この会社を通じて、同証明を取得し輸入するに到りました。
いずれにしても、このCCCと中古製品と木箱がからむとややこしくなります。
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