電子手帳について
加工貿易企業で税関とコンピュータネットワークを使って通関業務を行っている企業を聯網監管企業といいます。この聯網監管企業の管理には紙の手帳(紙質手冊)ではなく、電子手帳(電子帳冊)が使われます。
この聯網監管ですが、人によって言い方が違い、専門用語として定着していない感があります。ここでは、仮にEDI管理システムと呼ばせていただきます。また、EDI管理システムにつきましては、地方ごとに方法が違うようですが、ここでは深セン税関区での例を説明いたします。
電子手帳には実体はなく、コンピュータデータです。紙の手帳との相違点はたくさんありますが、まず、製品と材料を別々に管理するということを挙げましょう。
紙の手帳では、製品ごとに手帳を作成し、管理しますが、電子手帳では、一企業につき一冊の手帳の中で、材料は材料、製品は製品で分けて管理されます。材料と製品を税関に登録しておき、材料を輸入するたびに材料の税関帳面在庫が増え、製品を輸出するたびに対応する材料の税関帳面在庫が減るという仕組みです。また、紙の手帳では、半年の期限がありましたが、電子手帳の期限は企業が経営を許可されている年限となります。
では、核銷をどうするのか?という問題がでてきますね。電子手帳の核銷は、一般に報核と呼ばれています。この報核は、原則として三ヶ月に一回行われます。まず、企業が税関に実際の在庫数を報告し、税関はそれに基づいて税関帳面在庫を変更します。このとき、実際の在庫数が帳面在庫より少なかった場合、税関はそれを輸出に使わなかったものと見て、税金を徴収します。また、税関は必要に応じて企業に実地調査を実施することが出来ます。
それ以外にも、各種手続きが素早く行えるなど、電子手帳には紙の手帳にはない様々な特典があります。が、今日は、このあたりで説明を終えておきましょう。
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