戦争の話題など
日本にいた頃はよく「中国で戦争のことなどを聞かれて困った」と言った類のエピソードを耳にして、「私が中国に行ってからもこういうシーンがあるのかな」と漠然と不安感を感じていました。
今、こっちで暮らすようになって3年が過ぎましたが、今やそう言う話題が出ても軽くこなすことが出来るようになりました。どのように「こなす」かは、その場の雰囲気によりますが、「軽くいなす」にしても「徹底的に議論する」にしても、相手方の情報量が圧倒的に少ないのでそんなに難しくありません。また、相手方の切り口もだいたい似たような感じで、既に私にとってはFAQと化しております。
ただ、この間、解放軍の軍人さんと鍋を囲んだときの質問には少し意表をつかれましたが……。何せその時聞かれたのは「日本軍は一時的とは言え中国の広大なる地域を占領下に置いていた。これはすごいことだと思うが、日本人もそう言うことについて誇りに思っているのか?」という内容でした。
まあ、誇りに思うも何も、あれだけぼろくそにまけた戦ですからねぇ。中には「第二次世界大戦の前半部、日本が強かった頃の話を子供たちにもっと聞かせろ」という某漫画家さんのような人もいますが、野球にたとえますと、前半何とかとった一点を三回くらいまで守っていたが、最終的には実力差が出てぼろ負けしたゲームの三回までを試合の総括として振り返るのと同じ行為なわけで……そんなんで人間成長できないですよね。少なくとも日本はそんなんで成長してきたわけではないと思います。
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