戦争の話題など(その2)
戦争の話題の続きです。私は別に現代史について専門家と言える人間でもないし、日本人を代表して発言できる立場の人間でもありません。(まあ、当たり前ですが……)ただ、私が中国人たちの前で発言すると、それは彼らにとって「日本の意見」になってしまう……イヤでもそう言う意識を持って議論せざるを得ないのはちょっとつらいと思えるときもあります。
まあ、議論と言っても相手をたたきつぶす……とか、そう言う風な議論には滅多になりません。私は常に「こういう見方もある」というような提示をする、と言う態度を意識しています。台湾問題や近現代史の問題について、中国人が接することの出来る情報はすごく限られています。ですので、議論をすり抜けてきた「論」が持つ強さ、と言うものを彼らは持ち得ないのです。(ここに私が楽を出来る要素があるわけですね) そんな彼らにとって、外国人が示す視点というのは興味があるし、新鮮だと思うのです。そうやって、いろんな人に「違った見方」を提示して行ければ……というわけで、軍人たち相手に台湾問題を語ったりしたこともありました(^^;。
いずれにしても、日本である程度、こういう情報に興味を持っている人であれば、こっちに来てこの問題であたふたすることはないですよ。逆にあたふたする人は、こういう問題についての知識が中国人以下であるということであり、勉強不足のそしりを免れませんな。
学校で教える教えないは関係ありません。日本人として、あの戦争がどうやって起こって、どうやって終わったのか、それを知的好奇心に任せてちょっとでも調べれば、一般の中国人を凌駕することは簡単です。そう言う意味で、我々は彼らよりはるかに優位を持っているのですから……。
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