中国テレビ事情(2)
(1)で紹介したように中国には大量のテレビ局があります。(ちなみに中国での群雄割拠状態については、亜州明星秘密房間さんで、携帯電話の群雄割拠事情が詳しく紹介されています)
では、それらのテレビ局を一般の家庭ではどのように見ているのでしょうか? それはその人が住んでいる場所によって違ってきます。もし、都市に暮らす人であれば、ふつうはケーブルテレビ(有線電視)に入っています。ケーブルテレビには、だいたい40~50のチャンネルがあります。……と、書けばいかにも視聴者の選択肢の幅が広いように思えますが、それらのチャンネルは(1)で書いた中央電視台からご当地テレビ局までのローカルチャンネルとほかの地区の省・直轄市レベルのチャンネルが見ることができる程度です。しかも、それぞれの局が作る番組はほとんど似たようなものです。というわけで、最初は物珍しさで見ていても、少したつと飽きてきます(日本人の場合)
では、農村の事情はどうなんでしょうか。私の見た限りではテレビの普及率はかなり高いです。かなり貧乏な家でもテレビだけはあるというケースをよく見ます。まあ、たいていは娘が結婚したときの結納品(彩礼)とか、ですが……。で、農村の場合、ケーブルテレビがありません。お金持ちの家はパラボラアンテナをつけて衛星テレビを受信します。衛星テレビのチャンネル数がいくらあるかはわかりませんが、一時法輪功に電波ジャックされたりしていました。では、お金のない家はどうするかと言いますと、電気代がもったいないのでテレビを見ない……か、アンテナをたてて、写りの悪い画像で、しかも、2~3チャンネルくらいしか見ることのできない状態で、我慢して見ます。中国のテレビはPAL方式というもので、カラーしかサポートしていないはずなんですが、白黒テレビも現役です。ちなみに都会でも貧乏な人はアンテナ立ててテレビを見ています。
最後に我が家ではなんとNHKを見ることができます。NHKワールドとNHKワールドプレミアムです。私は、毎日出勤前に連ドラを見ています。『てるてる家族』ももうすぐ最終回のようですね。(せっかく私の記憶のある時代が出てきたばかりなのに……)
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