偽1元硬貨製造の農民逮捕さる!!
偽の1元コインを作っていた農民が逮捕されたという話です。
この農民は、元々製粉工場をやっていたようですが、借金の返済に困って、偽金づくりに走ったということです。何でも朝の四時から仕事を始めて、空が明るくなったら仕事を終えていたそうです。で、奥さんが見張りをしていたとか……結構慎重にやっていたようですね。
この記事の中で一番気になる記述は「偽金作りの機械はよその土地で買った」というものです。いったいどこで、どうやって買ったのか……材料などもどうやって手に入れていたのでしょう。う~む、謎ですね。
ちなみに一元は日本円にして13円くらいです。1元で買えるものといえば、新聞とか肉まん3つとか、そんなもので中国でもたいしたお金ではありません。深センだったら、バスですら乗れない額です。(時々1元で乗れるバスもありますが……) そんな小さい額の偽金を作ったところで、割に合うんでしょうかね。あまり割に合わないような気もしますが……。
……と言いつつ実は10元の偽札をつかまされたことのある私です(^^;。
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http://www1.ttcn.ne.jp/~kozzy/china/1013.htm
↑1元硬貨は鋼鉄にニッケルメッキなんだそうですが、メッキの設備まで整えていたんでしょうか?
http://www.fm-007.com/mekkikakou-mekki.htm
↑ここを見た限りでは、よほどの機械設備と電源のインフラを整えない限りメッキはあり得ないようです(^^;)。
と言う事は鋼鉄(あるいは加工しやすい軟鉄)剥き出し?すぐにザビまくりです....。
もしかしたら加工しやすいアルミかも....と思いましたが、比重が違いすぎて手にした途端にすぐバレますね。芯に鉛、表面にアルミとかでバランスとったんでしょうか....。
多分詳しく紹介されることは無いのでしょうが、どうやって作ったのか興味津々です。
Posted by: 岸上 孝 | 2004.03.29 11:51 PM
岸上さん、どうも。
同記事によりますと、農民の家には、金型、研磨機、メッキ設備まで備えていたそうですので、かなり本格的なものだったようです。記事では、「一条龍的”造幣工場”」と書かれています。一条龍というのは、最初から最後までセットになったものを言います。
ちなみに私がつかまされたニセ10元札は、ちゃんと透かしまでついていました。(本物よりはちゃちな透かしですが……)
Posted by: 河村 豊 | 2004.03.30 08:20 PM
なるほどフルセットですか....。いくらで入手したのか気になるなぁ...と言う減価償却以前に、ランニングコストで絶対に赤がでます。それにそれだけ本格的な硬貨偽造だと流通ルートが確保されていないと商売にならないので、背後に組織的な関係がないわけがないです。そっちの捜査の話は出てないんでしょうか?
これは誰もが儲からないと考えるし絶対に真似しようと思わない事件です。うこう言うときはうがってしまうのですが、例えば海外で大量に同種類の偽造高額通貨が流れたとして、捜査したところ、どうも中国から来ているらしい、国内捜査をよろしく頼むと言う事で公安が動いて挙がった結果をこう言う形で発表しているのではないかなと(^^;)。
Posted by: 岸上 孝 | 2004.03.31 07:19 AM
この記事を読んだ限りでは裏にある組織については全く触れられていません。
私もうがってみました。この農民は借金苦がもと……ということは、もしかして、萬田はん(仮名)からお金を借りていたのかも知れませんね。で、返せなくなったとたんに……。
「ワレー、金返されへんのやったら、腎臓でも売れ!!」
じゃなくて、
「偽金でも作って返さんかえ!!」
ということで、偽金組織を紹介された……というのはどうでしょうか。
Posted by: 河村 豊 | 2004.03.31 07:54 PM