中国の電車:切符の種類
MERIさんより中国遺跡巡り: 上海編に以下のようなコメントをいただきました。
この夏、また、上海・蘇州・北京に行きます。今回は寝台電車に乗ります。(4/18開通)ちょっと不安。中国の鉄道事情はどうなんでしょう?
……というわけで、これから中国の鉄道事情についてぼちぼちと書いていきます。
第一回目は切符の種類について
昔書いたような気がしますが、復習の意味を含めてもう一度書きます(^^;。中国の電車の切符の種類は主に4種類あります。まず、大まかに座席と寝台に分かれます。座席は「坐」と言う言葉、寝台は「臥」という言葉がつきます。そして、さらに高い席は「軟」、安い席は「硬」という字がつきます。以下に書いてみます。
硬坐……座席の中でも安い方。三人がけの硬い座席です。何時間も座っているとお尻が痛くなってきますし、一人分がとても狭いです。硬坐で一晩明かせたら武勇伝を語る資格あり。
軟坐……日本風に言うとグリーン席。二人がけのゆったりとした座席です。通常、短距離の列車にしかありません。
硬臥……やすい方の寝台。三段になっていますので、B寝台と言うべきでしょうか。値段が手頃で、硬坐ほどきつくないので、私はよく利用していました(^^)。
軟臥……高い方の寝台。2段になっているのでA寝台ですね。荷物をおくスペースが広いので私は荷物が多いときは利用していました。中は個室になっていて、きれいですが、たばこを吸われるとかなりきついです。まあ、中国の列車は一応禁煙なんで文句を言って止めさせる権利はあなたにあります。
これに下の一種類を加えれば、だいたいの種別について説明したことになるでしょう。
無坐……座席券が売り切れているときに発券される券。(まあ、自分から「無坐をくれ」ということもできるんでしょうが……) 普通に理解すれば立ち見席ですが、空いた席があればそこに座っていてもいいことになっています……というか、硬坐に乗ると、自分の席に無坐の人が座っていて、のかせなければならないことがあります。(トイレに行ったときとかも……)
無坐は、最悪ですが、ちょっとした距離なら大丈夫です。私もちょくちょく利用させていただきました。
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詳しく書いてくださってありがとうございます。
母と行きます(ちょっと老人)。
なので心配はあったのです。
初心者なので旅行会社に頼んでますが「軟臥」シート・・・?って聞かれてましたが・・意味がいまいち分からず困っていました。
今回は「上海」~「北京」で寝台列車に乗る予定です。
楽しみです。
中国語が達者になっていれば楽しみも増えるのでしょうが。今の状態では、期待はできません。
英語は一般の方はほとんどできないように去年の旅で思いましたが・・・
韓国は「英語」が結構通じたのですが・・・。
いずれにしても今からワクワクしています。
河村さんのHPで中国通になっていってます。
臨場感が良いです。(毎日楽しみにしています。)
Posted by: MERI | 2004.06.26 09:18 PM
「軟臥」ですか、一番いい切符ですね(^^)。
中国での列車の旅で最大の楽しみと言えば「人との出会い」ですね。言葉、ボディランゲージ、筆談……頑張って、交流してみてください(^^)。
Posted by: 河村 豊 | 2004.06.27 08:59 AM