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2004.06.27

思い出のゴールキーパー

 たなぼたさんのところでゴールキーパーがPK戦で決勝点を決めると言う記事がありました。

たなぼた: キーパーが決勝点かい

 私は、サッカーに詳しいわけではありませんが、ゴールキーパーと言えば、大昔(たぶんイタリアかメキシコ大会)にワールドカップにでていたコロンビアのゴールキーパーを思い出します。このキーパー、何がすごいって自分でボール蹴って攻めあがっていくのが大好き──という実に変わったキーパーで、資料映像として国内リーグかなんかで得点を決めているシーンが紹介されていました。

 まあ、点を決めるゴールキーパーと言えば、チラベルト選手が有名ですが、彼もフリーキックを蹴った後は走ってゴールに戻っていましたよね。しかし、彼は、自分でボールを蹴って攻めあがり、お留守になったゴールに点を決められるというようなことを平気で(?)やってしまうキーパーだったのです。

 草サッカーあたりでこういうキーパーがいても笑ってすませることができるでしょうが、ナショナルチームで、しかも、ワールドカップの大舞台でこんなキーパーが出てくるなんて……コロンビアの監督はいったいどういう意図があって彼を使っていたのでしょうか(^^;。

 あと、あのときのコロンビアと言えば、バルデラマ選手を忘れることができませんね。彼はあの当時から髪をヘンな色に染めていて、パッと見ただけで彼とわかる個性を持った選手でした。私は西ドイツ戦を見ただけでしたが、このゲームで彼は審判の判定に怒り、すねてやる気をなくして、フィールドの外に出ていってしまいました。

 面白かったのはそれからで、数人のドイツの選手が彼の元に行き、「おい、一緒にサッカーやろうぜ」みたいなことを言って、彼をフィールドに復帰させたのでした。相手チームのエースに対して、そういう説得をするドイツの選手がすばらしく見えて、あれは実に牧歌的な画面でした(^^)。

 この西ドイツとコロンビアの試合は、結局引き分けでおわりましたが、「鉄壁の組織サッカー」と「宇宙流無手勝サッカー」の争いは、まさに「異文化同士のぶつかり合い」のようで楽しかったです。「異文化同士のぶつかり合い」もこういう形であれば美しいと思います。

(後日談)
 ともよむさんのコメントより、くだんのゴールキーパーがイギータという名前であることがわかりました。イギータ選手は、コロンビアリーグで48得点という記録を持つそうです。

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Comments

キーパーの名前はイギータですね。それからバルデラマは日本人からは「ライオン丸」と呼ばれていました。確かバルデラマは今年の1月に42歳で復帰という記事をどこかで見ましたが、その後どうなったのでしょう。

 バルデラマ引退のニュースは知っていたのですが、復帰したんですか~、う~ん、すごいですね。

 あと、イギータ選手については、いろいろとググって見て「スコーピオンセーブ」という必殺技を持っていることを知りました……って、なんか翼くんのキャラみたいですね(^^;。

 最後に、ググってわかったんですが、あのコロンビア=西ドイツは引き分けでした(^^;。後で訂正しておきます。

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