MOTOGP ドイツの結果
以下の記事は、本日行われたMOTOGPドイツグランプリの結果を含みます。
……というわけで、さっきまでMotoGPドイツGPを見ていました。このドイツGPは、ザクセンリンクというサーキットで行われるのですが、このサーキットは、MotoGPが開催されるサーキットの中でももっとも一周の距離が短く、直線も短いため、とてもテクニカルなコースに属します。ということは、普段最高距離の差に泣いてきた弱小メーカー(?)のマシンにも陽が……あたるかも? と言うコースです。125ccクラスでは、最初の10周くらいまで12~3台がトップ集団を形成していて、毎周がオープニングラップのような感じでした(^^;。
で、その125ccクラスです。このクラス唯一の日本人、宇井選手が一時トップを走るなど、見所満載でした。宇井選手は、序盤で、2~3周だけトップになった後、怒濤のごとく抜かれていました。どうも、ストレートエンドで抜かれていたところを見ると、ブレーキの調子が悪かったのかな? と言う気もしますが、この辺は現時点ではわかりません。(ちなみに最後にリタイヤ) で、勝ったのはロカテリ選手。中盤まで第二集団にいたはずが、最後の方にトップ集団に追いついて来て、結局勝ってしまいました。ロカテリ選手と言えば、ベテラン選手と言って言いと思いますが、「どこの馬の骨かわからん若造」が毎回入れ替わり立ち替わりやってきては表彰台にたっている125ccの現状を考えると、こういうおなじみの選手が勝つのは(わたしのようなファンにとっては)うれしいものです。この調子で、宇井選手にももう一頑張りお願いしたいところですね。
次は250ccクラス。勝ったペドロサ選手と二位のポルト選手はともに単独走行でした。今年は、3クラスとも、激しいトップ争いが繰り広げられてきてこういうレースがほとんどなかったので、ちょっと新鮮でした。その中で激しい3位争いに加わっていた青山選手の走りは注目に値するものだったと思います。最終的には4位でしたが、ファイナルラップでドプニエ選手を交わしたこの順位は、今後を期待させるものです。今後、表彰台を獲得するためには、もうちょっと良い位置でスタートしたいものですね。
最後はMotoGPクラス。結果的にはホンダが表彰台独占と言うことになりました。勝ったビアッジ選手、本当にうれしそうでしたね。これで、ポイントトップのロッシ選手に1ポイント差になりました。逆に、ロッシ選手と並んでトップだったジベルノー選手は、転倒リタイアでノーポイント……本当に悔しそうにしていました。これだけ、チャンピオン争いが激しくなると、ミスが後に響いてきますし、ジベルノー選手は2戦連続のリタイヤですからなおさらでしょう。さらに二位に入ったバロス選手は、今回ホンダの新しい排気システムを使用したと言うことで注目されていましたが、その恩恵もあって久々の表彰台になりました。これからホンダの巻き返しが始まると言ったところなんでしょうか?
そのホンダと争っているはずのヤマハですが、完走できたのが4位を確保したロッシ選手だけ……というありさまです。そのロッシ選手も、終盤は守りに徹して走っている感じでした。他の三台は、チェカ選手がフロントごけ(っぽい)、メランドリ選手は4stになってからは滅多に見なくなったハイサイド(気味)のこけかた、で、阿部選手は、メランドリ選手を避けきれずに巻き込まれ……という状態……ヤマハとしては、どうも、パッとしないレースでした。
ちなみに日本人選手は玉田選手の6位が最高。7位には中野選手が続きました。玉田選手は、予選が13位と揮わず、中野選手は予選は5位と健闘したのですが、スタート後の加速の悪さから、集団に飲み込まれ……といういつものパターン。ただ、その後の追い上げを見てもわかるとおり、この二人は、オープニングラップが終わった時点で上位にいることさえ出来ればトップ争いに十分絡んでいけるかも? と言う感じがします。リタイアしたとはいえ、一時は5位を走っていた阿部選手とともに、今後に期待したいです。
以上、ざっと見た感じで書いてみました。
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