日本企業が中国の身分証を独占製造
現在、中国では次世代身分証明書(第二代身分証)が発行されています。これは、ICチップをはめ込み、偽造防止や様々な情報を読みとることが出来るというすばらしいものですが、なんと、これを作っているのが日本企業(富士ゼロックス)だったことが判明し、ネットで議論になっています。
まあ、身分証明書はたいていの人が持っていますから、すべてを第二代に更新したら、何億という数になるでしょうね。なくして再発行する人もいるだろうし、十億枚くらいはいくのではないでしょうか?
すごい契約とったな<富士ゼロックス、というところですが、このおかげで「日本製品不買!!(抵制日貨)」とか叫んでいた人に大きな影響を与えることになりました。
と言いますのも、中国では身分証明書がなければ、ホテルにも泊まれないし、役所で手続きすることも出来ないし、ちょっとした会員カードを作ることもできません。つまり、身分証明書なしでは生活が成り立たない制度になっており、いくら日本製品が嫌いな人でもこれを持たずにはいられない……はずなんですよね。
その是非はともかく、彼らの気持ちもわからないでもないです。中国政府も何でこんなことをしたのかなあ……いくら安くて高性能だからといって、外国の民間企業なんかにまかせるかなあ。個人情報も絡んでくるし、ちょっと中国政府の決定(というかもうすでに実施されている)に首を傾げざるを得ません。
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