アジア杯決勝テレビ観戦記
以下の文章は、本日行われたアジア杯の結果を含みます。
……で、さっきまで見ていました。わたし的には中国が思ったより強くてビックリです。(もっと楽に勝てると思っていた(^^;) まあ、最後に「もう一点」入って良かったですね。
試合開始前に、こっちのテレビでも川口選手と中村選手のインタビューを流していました。当然と言えば当然ですが、相手国のことを聞かれて、「小日本」という差別用語を使う中国代表の選手と違い、相手にも敬意を払い、礼儀正しい、合格点のインタビューで「インタビュー一つでも、両国選手の文化レベルがわかるものだな~」と感心していたのですが、その中で、中村選手が「ポストプレイでのチャンスを生かしたい」と言っていました。その時はなにげに聞いていたのですが、試合にはいると中村選手のフリーキックやコーナーキックが炸裂しまくり~という状態。後で考えると試合前にすでに相手を研究し、どのように蹴ればいいかとかそういう対策が完璧に出来ていたのでしょうね。さすがは、プロです。
この試合での日本チームは、まるでイラン人が「中の人」として入っているんじゃないかと思うようなサッカーを展開していました。中盤のややこしいところをすっ飛ばして、ロングパス……こっちのアナウンサーと解説氏が「こういう攻撃方式は、中国にとって有利なので、どんどんやって欲しいですね」というくらい不発に終わっていましたが、最後の最後で「心の決勝点」につながりましたね(^^)。
「心の」じゃなくて、本当の決勝点は、どう見ても「神の手」ゴールでした。中田浩二選手が、二の腕の部分で押し込んだ……ように見えましたが、審判には見えなかったようです。このゴールが決まった後、「このままだったら、絶対に後でごちゃごちゃ言われるだろうから、もう一点入れてくれ~!!」と思っていましたが、最後のゴールが決まった頃は、「もう攻めないで、守りに入ってくれ~!!」とも思っていました。でも、決まったからいいや。まあ、中国のアナウンサー氏によると、最後の一点は、審判の誤審のショックから抜けきらないうちに入れられた一点だそうですが、もしそうだとすると、中国チームのみなさまには、もっと早く気持ちを切り替えるようにアドバイスします(^^;。
ただ、相手の中国チームもさすがは代表だけあって、本当に手強かったです。前半終わった時点で「今日はダメかも」と思ってしまいましたもの。今日の試合ぶりを見て、「中国も強くなったな」という思いを強くしましたです。
試合を見ていて一番ムカついたのが中国のアナウンサー氏。突っ込みどころはたくさんありますが、一つだけ言わせてもらうと、最後の点が入った後、試合がまだ終わっていないのに総括を始めたことです。「中国チームはよくやった」とか「運がなかった」とか、まだ、試合が終わったわけではないのに、もう負けてしまったような言い方を始めました。確かに、あの時点で逆転することはほぼ不可能ですが、ああいう態度は、一生懸命やっている選手に対して失礼だと思います。試合の総括は、終わってからやって欲しいです。わたしは、むちゃくちゃ不快でしたね。
今回のアジア杯は、本当にいろんなことがありましたが、最後に最高の形で終われましたね。どんな悪条件にもめげず、最後まで頑張って、仕事をやり遂げた日本イレブン……本当に君たちは仕事人だ、と思います。いや~、日本の若者も、大したものですね(^^)。
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こんにちは。
私も決勝戦をテレビで見ていました。
優勝が決まったときは、私も大きな感動に包まれました。
もちろん勝ったことに対しての喜びも大きいのですが、日本チームのすがすがしさとか最後まで試合をあきらめない根性みたいなものにもとても感動しました。
しばしば写る日本サポーターの応援もよかったですね。最後の方では、中国サポーターの応援が途絶えると、日本サポーターの応援が聞こえてきたりもしました。
Posted by: はらてん | 2004.08.08 07:30 AM
コメントありがとうございます。
おかげで、いろんなことを知ることが出来ました。それは、また別の記事にしています。
それにしても中央電視台……せこいことするなあ。
Posted by: 河村 豊 | 2004.08.09 06:57 PM