農村教育事情
以下は中国農村話です。
農村教育事情……と言っても、貧しい農村に高校なんてありませんから、ここでは中学校までの義務教育レベルの話を書きます。義務教育と言っても、貧しい農村ではこれを終えることの出来ない子供がたくさんいるのはすでに書きました。
中学校は、農村の中心部(一番発展しているところ)にあります。中学校には寮があって、遠くから来ている子は、寮に入ります。月曜の朝、家を出て学校に行き、金曜日までは寮で暮らして、金曜日の放課後家に帰る……という学生も多いようです。
小学校の配置はちょっと複雑で、人が多く住んでいるところには1年生から6年生まで通う小学校がありますが、周辺の人があまり住んでいないところには、1年生と2年生だけの学校があります。これは、小さい子供を長い距離通学させないように、という配慮から出来たもので、小さい子供は近くの1,2年生だけの学校に通います。そして、3年生になると、今度は中心部に近い1にある4年生までの学校に通います。そして、5年生になって、初めて6年生まである学校に通うわけです。
と言う具合に中国の農村にもちゃんと学校はあります。ただ、その施設や教育レベルについてはとても問題があると思います。貧しい農村の学校は、洞窟みたいなところで、暗い教室で、チョークも直径数ミリの球状になったものを使っています。わたしの見たところ、農村の教育レベルは都会とは全く比べものになりません。いくらお金を出して援助しても、こんなところに行くんじゃあ……と思ってしまうこともありました。
次回は、農村の教育レベルに関して書いてみます。
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