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2004.09.12

中国農村の教育レベル

 以下は中国農村話です。

 農村の教育レベルについて、とても興味深い経験をしたのでここに書きます。

 それは、ある農村の中学校2年生の子供たちと会話したときです。わたしは、彼らに「日本の首都はどこか知ってる?」と聞いてみました。そこには5~6人の子供たちがいましたが、誰も答えることが出来ません。私は、彼らに「日本の首都は東京だよ」と教えてあげました。すると、先生がやってきて「東京というのは、中国で言えば北京のようなところです」と説明しました。

 そのときは、「北京と東京を一緒にするなんて……」という感想以外、何とも思わなかったのですが、今から思うと、先生がそのように説明するところに致命的な問題があると思います。つまり、「東京」を説明するのに「日本の首都」という言葉が使えない状態だ……と言うことです。先生には、おそらく「日本の首都」という言葉を使うと、「子供たちがわからないのでは?」と言う意識があり、そこで「中国の北京と同じ」という非常に回りくどい表現になったのだと思います。

 つまり、先生は、この子たちは「首都」という言葉を理解できないだろう……と認識しているということなのです。

 当時、彼らに「大人になったら何になりたい?」とも聞いてみました。すると、子供たちから「国家の役に立つ人物になりたい」という答えが返ってきました。なんかこういうのって、すごく複雑な気分になりますね。愛国教育は、優秀な教師も、立派な施設も、すばらしい教材も何も必要ないですからね。ですから、農村では、愛国教育だけはしっかり行われているのです。おそらくその深度は都会の学校を遙かに超えるものでしょう。ただし、肝心の知識や教養についての教育は、大幅に立ち後れているのが現状で……社会で本当に役に立つものは手に入れることが出来ず、国家にコントロールされるような下地だけを植え付けられている――そんな気がします。

 そんな学校にでも、行かないより行った方がましです。以前にも書きましたが、私が行った地域では、中学校の卒業率は70%ほどです。中学校も卒業できないような子は、仕事をしたくても、読み書き、計算がロクに出来ないので、多くの仕事……たとえば、レジの計算係のような仕事には就けません。

 その後、西安で知り合った小学校3年生の子供に「日本の首都は?」と聞いてみました。すると、「東京」という言葉が間髪入れずに返ってきました。

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Comments

貧困地区の子供たちの学習意欲は日本よりはるかに超えていると思います。日本の中学生に「将来何になりたいか」と聞いても、きっと「わからない」が多いのではないでしょう。

わたくしはここで日中の比較をする気はないのですがw。まあ、そうやって、日本と比べて何かしら優れている部分を探し出し、安心したいお気持ちは理解できます。

ただ、「意欲」なんて目に見えないもので比較されてもなあと思いますがねw。

匿名名無しチャイニーズ米主どの:

ところであなたは日本の中学生に聞いてみたことがあるんですか? 今は便利な時代だからググってみるくらいしてみたらどうですか? 「意欲」なんでどうとでも言えるものしか自慢できないみたいだけどさw。

http://www.tonashiba.com/ranking/education/discipline/01020009

http://www.tonashiba.com/ranking/education/condition/01070003

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