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« 江沢民氏、辞任 | Main | 支那という言葉について »

2004.09.20

抵制日貨

 以下は、中国話です。

 標題のごとく書いて「日本製品不買運動」と読みま……せんが、まあ、そういう意味です。

 これって、第二次世界大戦以前の状況なら意味があると思うのですが、今のグローバルな世の中では、全く意味のない行為だと言えますね。

 なぜなら、中国企業でも、日本企業と全く利益関係もなくハイテク製品を作ることはかなり難しいと思われるからです。まず、部品ですが、本当に精度が高く、ハイテクな部品を使おうとすれば、どうしても輸入品に頼らざるを得ません。また、製造機械まで広げるとどうでしょう? 日本製の優秀な製造機械を使わずに……まあ、製品を作ることは可能ですが、製造機械の部品まで広げると……どうでしょう。

 さらに、特許権というものがあります。ハイテクになればなるほど、いろんなライセンスが絡んできます。中国企業の中には、ライセンス料を払わない……と言うポリシーの会社もあるようですが、DVDなどは、すでに一台あたまいくらでライセンスを取られていますよね。

 ……って、これは、中国企業に限ったことではありません。上記の基準に照らせば、日本企業の製品でも、純国産……というのは、ほとんどないでしょうね。今のグローバルな世の中、一国の力だけで製品を作っているようでは、逆に競争に負けてしまいます。そんな日本製品の不買をしたって……また、企業を一つの国の存在だと考えることがどれほど意味のないことか……まあ、そんな簡単なことすらわからないから反日分子になっているんでしょうけど……。

 これは、逆に「日本企業は中国に行くな!!」とか言っている人にも当てはまりますな。どっちにしろ、他国に敬意を持つことの出来ない愛国主義は、見ていてヘドが出そうです。偉大なる民族の誕生には偉大ではない民族が必要なんですね。偉大なのは民族じゃなくて、人類だ……と思えないのかな? こういう人が各国に大量にいることを考えると、偉大な人類もいるが偉大ではない人類もたくさんいるなあ、と思います。

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Comments

愛国心を履き違えている人が多いのは、たしかに
言えてるかもしれんね。
本当に自分の国を誇らしく思うなら、他国にも敬意
を払う。中国は過剰で日本は希薄かな。

ソウル五輪では、アメリカの国旗掲揚の際に、日本から
修学旅行で来ていた高校生と教師だけが起立せず、場内の
ひんしゅくを買ったとか。
長野五輪では日本語のアナウンスで「国旗・国歌」を、
「その地域を代表する歌と旗」なんて放送していたらしい
しね。英語ではきちんと「国旗・国歌」と放送していた
あたりが姑息かな。

それを考えたら、先日のアテネ五輪を見ていても随分と
変わったなと思う。選手が自然と国を代表しているという
誇りを持って、むしろそれを楽しんでたように思える。

次の北京五輪では、中国の国威発揚の場にだけはしてほしく
ないね。主役は参加したすべての国であって、中国じゃ
ないと悟ってくれるといいが……。

日本にも最近はヘンな輩が増えていますよ。わたしはこの国に来て、愛国心とか言うヤツのうさんくささに気づきました。

オリンピックはナショナリズムと切り離してやるべきだと思います。国歌演奏とか国旗掲揚とかもいらないんじゃないか?と思う今日この頃……。

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