MotoGP マレーシアの結果
今日は、朝からF1の予選、決勝、MotoGPとレース三昧の日でした。まあ、F1はあんなもんでしょう、ということでおいて置いてMotoGPについて書きます。
今回はF1と同日開催だったからか、MotoGP→250→125と言ういつもと逆の順番でした。
今回はMotoGPクラスだけにします。
前回のカタールと違って、今回のセパンは、シーズンオフの合同テストに使われたりすることもあって各チームライダーともおなじみのコースで、データも豊富です。熱帯の暑い気候がハプニングの要素になりそうですが、それも前回のカタールに比べると涼しいということで、あまり影響なかったみたいですね。
レースはスタートから飛び出したバロス選手がリードする展開でしたが、2番手につけていたロッシ選手が早々とパスしてそのまま後続を引き離し、独走の勝利。バロス選手はその後ビアッジ選手に抜かれ、3位に終わりました。注目のジベルノー選手ですが、調子があがらず7位に沈み、これでポイント差がまた開き、30になりました。これでかなりロッシ選手有利になりましたが、まだ決まったわけではありませんね。
日本人選手ですが、序盤で遅れた玉田選手が頑張って5位に入り、カワサキの中野選手は、予選3位と健闘したのですが、これもスタートで出遅れて結果は8位という残念なものになってしまいました。
今シーズンをずっと見てきて思うのですが、エースライダーというものの存在というのを改めて考えさせるシーズンのように思います。実質上エースと言えるライダーがいなくて「誰が乗っても勝てるマシン」を目指しているホンダとロッシ選手という明確なエースがいて、ロッシ選手のライディングにあわせて開発してきたヤマハ……この差が大きく出ているような気がします。チャンピオンシップを見ても、ヤマハはロッシ選手が1人でポイントを稼いでいるのに対し、彼と対抗するホンダのライダーはレースごとにジベルノー選手だったり、ビアッジ選手だったり、玉田選手だったり……ホンダのライダーはポイントが分散し、ロッシ選手にかなわないのが現状です。また、マシンの開発に於いても、ロッシ選手の要望に応えることで明らかに進歩を見せているヤマハに対し、ホンダは方向性を見失って迷走しているという感じです。
これらのことは、カワサキに移った中野選手にも言えることでしょう。そう考えると、ロッシ選手や中野選手の「決断」が正しいものであったと言うことがわかります。どちらも、最初にニュースを聞いたときには信じがたいニュースでしたが、チームのエースという待遇がライダーにとっていかに大事なものであるか、また、チームやメーカーにとってもその存在が如何に大事なものであるか、を感じさせてくれました。
……って、まだ終わってないですけどね。まあ、わたしとしては、このままロッシ選手にチャンピオンになって欲しいと思っています。今シーズンのロッシ選手は「たたえられるべきライダーだった」と思います。
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