中国のサッカーが危ない
これは紅豆さんへのトラックバックです。
詳しくは上記を見ていただくとして、今中国サッカー界が揺れています。一番、差し迫った話題は、ワールドカップ予選でしょう。中国は今一次予選突破が難しい状況にあります。現段階で、同組のクエートと勝ち点では同じ、得失点差で2点差をつけられています。
そして、最終戦(11月17日)の相手は、クエートがマレーシア、中国が香港という組み合わせ(どっちもホームゲーム)。実力から言って、どっちも勝つと思われますが、得失点差の関係で、中国はクエートより2点多い差で香港に勝たなければ、ドイツへの道が閉ざされてしまうのです。
紅豆さんのところでも書かれていますが、香港に対し八百長すんなよという外部からの意見が出されています。が、最近の報道で「中国は得点能力が低いから、うちが6,7点も取られてぼろ負けすることなんてないよ。中国サッカー協会もアジアカップで決勝に出たくらいで錯覚しちゃあだめだよ」なんて、香港の監督に言われてしまう有様です。
で、この試合ですが、公平を期すために同時に行われる模様です。しかし、クエートとしては熱い昼間に試合したくないのですが、夜にやってしまうと時差(5時間)の関係で中国の試合が真夜中になってしまう……というわけで、今のところクエートサイドから「クエート16時、中国21時試合開始」という案が出されているようです。まあ、同時にしないと、結果を見て「調整」される恐れがありますからね。
こういう事態の中で集中砲火を浴びているのは中国の監督、アリハーン氏であります。中には「クビになるのは時間の問題」とか書いてある報道もありました。しかし、そのようなことは、中国がワールドカップに行けない可能性100%になってから言うべき言葉だと思います。それじゃあ、まるで行けないことが決まってしまったみたいな言い方……だと思ったのはわたしだけでしょうか。あと、代表選手の選考に金銭や個人的感情が絡んでいたとか、かなり強烈な批判報道がなされています。
ちなみにこの人、アジアカップの時は、表彰式をキャンセルしたりして、中国の反日派から英雄視されていたのですが、わずか2ヶ月でこの有様……世の移り変わりの無常を感じさせますな~。
ただ、監督としては、アジアカップで準優勝しても、ワールドカップアジア予選でベスト8にも入れないのなら意味はありません。今までの予選の結果(下のリンク参照)から見て、中国チームはアウエーで勝っても得点が少なく、クエート相手には引き分けでもいい試合を落としており、どうもアウエーが苦手なようです。その点、日本チームはあれで鍛えられましたから……。
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