ペンチで抜歯
以下は中国歯医者話です。
いよいよペンチで抜歯の話を書きます。(かなり引っ張ってきましたが、そんなに大した話じゃないのであんまり期待しないでください(^^;)。
元々わたくしの歯については、一本抜かなければならないのはわかっていました。ただ、中国で歯を抜くとなるとやはり勇気がいります。なぜなら、歯の治療は神経を直接さわったりするので重大な感染症にかかりやすいからです。しかし、わたくしの歯もほっとけば日に日に悪化し、他の歯に波及するやも知れず……ということで、深センで一番いい病院とされる北京大学深セン病院で抜くことにしました。
当日、病院についたのは13:45くらいでした。日本人なら誰でも行くであろうと思われるVIP診察室には目もくれず、専家コース(偉いお医者さんが見てくれる)にも行かず、けちなわたくしは、普通のコースで受診しました。
診察が始まる14:30までは外で待ちます。14:15くらいに待合室のドアが開いて、みんなのまねをして、誰もいないカウンターに申し込み(gua号)をしたときにもらったカルテを置きます。しばらく待っていると受付の看護婦もやってきて、診察も開始されました。わたくしは、結構早く呼ばれ、14:40くらいに診察開始です。
診断の結果は、やはり抜歯が必要とのこと。しかも、抜歯した後、3ヶ月してから新しい歯を植えるということです。3ヶ月も一本歯がない状態というのは結構つらいかも?と思いましたが、ここは医者の言に従い思い切って抜歯することにしました。
最初は、麻酔を打って、15分ほどしてから、作業開始です。しかし、どうも麻酔の効きが悪く、麻酔をさらに追加することになりました。その後も実はちょっと痛かったのですが、さらに麻酔を追加されて死ぬのはイヤだったので、我慢しました。
お医者さんは最初、特殊な道具で歯の外側を突っついていました。で、しばらくすると本日の主役、ペンチの登場です。ペンチが出てきたときにはすでに歯もぐらぐら状態で、今更「止めてくれ」とは言えない状態でしたし、ペンチだろうがなんだろうが消毒さえしてくれていれば問題ないと思っていましたので、何も言いませんでした。(ただ、消毒されているかどうかはわかりませんでしたが(^^;)
まあ、ペンチだけになかなか抜けず、その間わたくしは、必死に抵抗する我が歯に対する申し訳なさで胸一杯になっていました。だって、わたくしがちゃんとケアさえしておれば、彼もわたくしの一員として天寿を全うできたものを……このような形でわたくしから去っていくことになるとは……
で、見事に歯が抜けた後は、二階の窓口で薬代や検査費などを払って、その領収書を医者に渡して終わりです。医者の言によると「今日は歯磨きもうがいもしちゃダメ。柔らかくて冷たいものを食べるように……」ということでした。
その後、職場に戻り、仕事が終わってからは家に帰りました。が、どうも抜いた跡が痛くて、疲れもあって、その日はブログの更新すらせずに寝てしまいました。痛み止めの薬はアレルギーがあるのでもらいませんでしたし……。
翌日も疲れからか、体調が悪く、熱が出てしまい、結局家に帰ってすぐ寝込むというパターン。
まあ、今は元に戻りましたが、ちょっときつかったですね。
帰りのバスでふと思ったこと:医者には結局ガイジンだとばれなかったみたいだし、1人で歯医者に行って、自分の症状を相手に伝え、治療を難なく受けることが出来るわたくしって、ちょっと特殊ですね(^^;。普通の人はやらない方がいいです。
あとは今回の治療で感染症にかかっていないことを祈るのみです。
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