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2004.11.30

玉田選手、ミシュランユーザーに

 以下は、二輪レース(MotoGP)の話題です。

 今年のストーブリーグの話題ナンバーワンは、玉田選手です。今シーズンまでは、ホンダの選手と言うよりは、ブリヂストンの選手として、ホンダのマシンにまたがってきた玉田選手。今年は、2勝するなど、ロッシ選手とバトルして勝った数少ない選手の1人に挙げられるほどのめざましい活躍でした。ただし、海外では、活躍したレースは「タイヤが良かったから勝っただけ」と酷評され、玉田選手の実力は、未知数と言われてきました。事実、ブリヂストンと相性の悪いサーキットでは成績が揮わず、成績が安定しなかったこともマイナスイメージになっているようです。

 本来MotoGPにおけるブリヂストンタイヤは、玉田選手が主体となって開発してきたものですから、ブリヂストンの進化は、玉田選手の功績の一つに挙げられてもいいはずです。また、ホンダのマシンそのものは、ミシュランタイヤに焦点を絞って開発されていると思われます。その上、タイヤが違うことで、他のライダーのセッティングが参考にできないなど、様々な不利を抱えながら、条件が揃ったときにはロッシ選手も追いつけない速度でトップを走っていた玉田選手──その実力は決して「タイヤのおかげ」の一言ですますことができるものではありません。

 その玉田選手が、2年間つきあってきたブリヂストンを離れ、ついにミシュランユーザーになることになりました。しかも、メインスポンサーが日本企業のコニカミノルタで、ライダー1人体制ということです。この発表は、日本のみならず、世界のMotoGPファンをビックリさせました。さあ、これでタマダの真の実力がわかるぞ──というところです。

 ただし、心配材料もあります。一つには、ミシュランのタイヤに順応できるのかと言う問題です。しかし、これは最近行われたテストで、まずまずのタイムを出しており、それほど心配する必要もなさそうです。あとは、マシン供給体制の問題で、建前上サテライトチームであるコニカミノルタホンダにワークス並みのマシンが提供されるのかどうか、と言う問題です。もし、完全にサテライト扱いのマシンしか投入されなかったら、今シーズンのエドワーズ選手(時々表彰台に乗る)程度の活躍しかできないかも知れません。

 また、ミシュランタイヤはロッシ選手とヤマハ(M1)のパッケージに焦点を合わせて開発を進めていくと思われます。これが今年のホンダの敗因の1つだという人もいます。タイヤと言えば、ドカティが来季からブリヂストンに移行することが決まっていますが、テストでも上々のタイムをたたき出し、来季はホンダとヤマハのトップ争いに割り込んでいきそうな構えを見せています。

 このあたりも含め、来季も楽しませてくれそうなMotoGPです。

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