また言ってはいけないことを……
これは以下のブログに対するトラックバックです。
おとつい言ったばかりなのに、またキムタケさんが「言ってはならないこと」を……。(って、わたくしの言うことなんて聞く必要もありませんが……)
ただ、現実のマスコミのヒドサを放置しておいて、ブログだけにキレイゴトを求めるのは如何なものだろうかというのが私の現在のスタンスです。(週刊!木村剛: ブログはマスコミに報いる庶民の一矢だ!)
キレイゴト(いい加減なことは書かない)はマスコミにもブログにも必要です。ブログだけ「治外法権」というのは都合が良すぎです。これを読んで勘違いする人が出るような気がして、ちょっと心配です。
私はブログをマスコミに報いる庶民の一矢としてとらえているのです。それが、マスコミとブログ間での自浄作用をもたらすことを心から期待しています。(週刊!木村剛: ブログはマスコミに報いる庶民の一矢だ!)
お気持ちはわからないでもないですが、上記のようなスタンスで自浄作用って……ともに同じレベルに落ちていくだけのような気がします。
わたくしは、木村さんのようにプロの文章家ではありませんが、ニフティ時代を含めると10年近くネット上に文章を書きまくっています。わたくしが、ニフティを始めたときに思ったのが、「公の場に文章を発表することの重さ」です。いい加減なことは書けない、誰が見ているかわからない、いつ法的責任を問われるか、倫理的にも責任が……その時痛感したのは「わたくしですら、これだけプレッシャーを感じるのだから、仕事としてマスメディアに文章を書いている人は大変だなあ」ということです。
これは、ブログも同じこと。中国系ブログを見ると「この人大丈夫かな?」というようなことを書いている人を見かけることがあります。「海賊版VCDを買った」「ニセ札を使った」「売春行為をした」……こんなことを書いている人を見かけますが、これらは中国でもすべて違法行為です。まあ、ほとんどがネット初心者だと思いますが、チラシの裏に書いているわけではないのですから……。
だから、「マスコミがいい加減だから、ブログがいい加減なことを書いてもいい」というようなスタンスはやめてほしいし、公言するのはもっとやめてほしいです。パーソナルなミニコミだかなんだか知りませんが、公的な場に文章を発表しているんだし。だいたい、そんなことをブロガー側から言い出せば、ブログの地位を下げることになりませんか?
ただ、今回のことでわたくしも勉強になりました。これからは、もっと意識を高めたいと思います。特に情報を紹介するときは出来るだけソースを明示するようにします。推測や冗談もそれとわかるような書き方に努め、できるだけ読者の誤解をさけるようにします。まあ、このあたりは今までもやってきましたが、これからは意識的に努める所存であります。
ブログは落書き帳……と言いつつも最低限の責任はありますから。
以上、キムタケさんは、うちのブログのアクセス数をアップしてくれた恩人と知りつつも直言させていただきました。
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Comments
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彰の介と申します。
(いくつかのブログで同じことコメントしてますが)、結果として、週刊!木村剛というブログの自浄作用の否定につながったと感じてきます。
Posted by: 彰の介 | 2004.11.03 11:05 PM
まあ、あのソースを見せない書き方にだまされた……という思いを抱いたこともあり、直言してみました。今回の書き込みは、木村さんてきには本線でない部分に対する突っ込みかもしれませんが、わたくし的には絶対にはずせないポイントだと思っております。
Posted by: 河村 豊 | 2004.11.04 09:19 PM