暴動続き
以下は中国の暴動についての話です。
中国で広がる農民騒乱 半年で87件、数百人負傷
中国の農村部で、行政による土地開発をめぐり、農民と地元当局との間で大規模な衝突事件が起きるケースが相次いでいる。警官隊の発砲などで多数の死傷者も出ており、衝突は今年1月からの半年間だけで全国で計87件にのぼるという。経済発展を続ける沿海部の都市部との間に広がる経済格差に対する農民の不満が背景にあり、中央政府も社会の不安定化につながるとみて警戒を強めている。(中国で広がる農民騒乱 半年で87件、数百人負傷 - asahi.com : 国際)
以前、当ブログでも中国の暴動について書きましたが、もっと詳しい話が出ました。半年間で87件と言いますから、一ヶ月に14~5件です。これはすごい数ですね。しかも、これが全てではなく、ほかにも存在する可能性を考えたら、衝突は日常的に発生していると言っても過言ではないでしょう。
農業問題を扱う政府系研究機関は昨夏から約1年間、全国の農地をめぐるトラブルを調べた。その調査結果によると、今年1月から6月末まで、全国で130件の抗議行動などの事件が起きた。 (中国で広がる農民騒乱 半年で87件、数百人負傷 - asahi.com : 国際)
この記事の中で、わたくしが注目したいのは上記の部分です。この部分からわかるようにこの情報のソースは「政府系研究機関」が出した調査報告かなにかのようです。これが外部の人間にも見える形で存在すると言うことは、政府の政策と関係があるのかも知れません。
しかし、この記事も「政府系研究機関」と具体的な名称を伏せる形で書かれていますし、この情報は公開されたものではないのかも知れませんね。そうだとすると、やはり無関係なのかも……。
いずれにしても、今中国の農村でただならぬことが起こりつつある(あるいは以前から起こっていたのが表面化してきた?)と言えるのではないでしょうか。
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以前から、あったのですね! 最近の中国・韓国の動きは、異常な状態ですが、両国政府の意図的な面を感じずにはいれません。 日本の戦後保障で両国とも復興し、けじめは、すでに付いて解決済みの事を60年も経過した今、再三、穿り返して、両国政府の道具にしているのは、断じて許せません。
我々日本人も、もっと世界に強くアピールすべきではないでしょうか?
Posted by: 秀 | 2005.04.13 11:41 AM
この暴動は、反日でもとは違って、地方幹部に対する農民の反乱です。昔で言ったら、百姓一揆のようなモノで、反日デモのような遊びではなく、命がけの戦いなんですね。
共産党からすると、この手の暴動と反日デモのエネルギーが一体化することがもっとも怖いのでしょうが、今の若者たちにそこまでの愛国心はないでしょう。彼らの愛国心とは、結局共産党に操られていると言うだけです。
本当に国のためを思うのなら、反日運動なんかよりももっと大切なことがあるはずなんだけど……まあ、そんなことがわかるような人は、反日運動なんてやってないですねw
Posted by: 河村 豊 | 2005.04.13 09:30 PM