紅白歌合戦
日本にいるとまず見ない番組ですが、海外で過ごすとついつい見たくなる番組です。
一応、自称詩人の目から見ると、ケミストリー(中国名:科学超男子)の詞がとてもきれいだと思いました。1つ1つの言葉を大事に大事に作った……そんな感じのする詞です。あと、石川さゆりさんが歌っていた歌の詞も良かったです。(樋口一葉さんのことはよく知らないのですが……) 最後の五木ひろしさんの歌の歌詞には漢詩の対句の影響を受けたとしか思えないフレーズがありましたね。
演出は、オリンピック選手を使うシーンが多すぎて鼻につきました。オリンピックの金メダルとは、国家が金をかけて、国民の国家に対する不満をごまかすために頑張った結晶……と言う部分がこの国にいてわかってきた(これは日本も中国も同じ)ので、すごく違和感を感じました。金メダルはすべてが尊くて感動的なのであって、日本人選手の金メダルだけが感動的なんて、あまりにも狭い価値観です。あと、「みなさんの応援のおかげです」というオリンピック選手の言葉もウソがあるというか……メダルは自分の努力で取ったものだと思うし、アテネに行って応援した日本人なんてたかが知れている上に、競技をしているときにそんなことまで思う余裕があるのか……とか、わたくしにはウソっぽく思えました。
また、実力世界一ながら、運がなく金メダルを取れなかった小川選手が、ピエロのような役どころで登場していたのも、疑問を感じます。金メダルを取れない選手は、どんなに実力があっても……と思わずにはいられない演出だったと思います。
……と文句を言いつつも、こうやって海外で紅白を見ることが出来るのは実に幸せだと思います。留学生時代には考えることすら出来ない贅沢ですわ。
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