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2004.12.23

唐詩三百首今昔

 また、中国古典文学の話ですいません。

 『唐詩三百首』という本の中で一番有名なのは蘅塘退士と言う人が編纂したものです。これは、蘅塘退士さん(清の時代の人)が、全唐詩の中から良いものを300首あまり集めて一冊の本にしたものです。選び方に偏りがなく、昔から唐詩を勉強する人の入門書とされてきました。ただ、偏りがないだけに『長恨歌』や『琵琶行』などの長編詩や難解な詩も人気どころが網羅されていて、今の子供たちが「入門書」とするには難しすぎる本になっています。

 しかし、『唐詩三百首』というのは、唐詩の中から300首集めてくれば誰でも編纂できるのです。というわけで、現代中国の本屋さんでは、いろんな種類の『唐詩三百首』が売られています。そのほとんどが子供向けの本なので、蘅塘退士編という本はほとんどなく、短くて簡単な内容の詩を中心に選び直されたものが多いようです。

 わたくしも、蘅塘退士のものと、そうでないもの(以下「現代版」と呼称)を持っているのですが、共通する詩を探すのが難しいくらい、重複していません。そして、現代版の特徴は、戦争をうたってやたら好戦的な詩が多いことです。「敵をやっつけろ」とか「俺も国を守るために戦うぞ」みたいな詩が結構入っています。逆に蘅塘退士版は戦争のつらさ、悲しさをうたった反戦的な詩が多く収められています。

 唐詩と一口に言っても、いろんな詩があります。中には戦場に行く兵士たちを駆り立てるようなものもあるし、逆に悲惨さや悲しさを強調するようなものもあります。その中で、どういうものを選ぶかは、編者の目に任せられるわけで、現代の唐詩三百首と蘅塘退士の唐詩三百首を比べると時代の顔が見えて来るとも言えるでしょう。

 一度本屋で売られている唐詩三百首を全部買ってきて、統計することで、唐詩人気調査を行いたいと思うのですが、必要な時間と金が有りません(^^;。

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Comments

いいですね、よく中国のことをしているんです!

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