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2005.01.16

会見中止問題

 ちょっと古い話題ですが、うちで取り上げないわけにはいかない問題が発生しました。

中国会見阻止: 強制的中止の正当性主張 中国外務省

 【北京・大谷麻由美】中国外務省の孔泉報道局長は13日の定例会見で、脱北者問題の調査で訪中した韓国の野党・ハンナラ党国会議員団が北京市内のホテルで12日に開いた会見を中国側に中止させられた問題について「脱北者に駆け込みなどをそそのかすのと類似のものであり、違法行為だ」と非難、強制的中止は正当だと主張した。(MSN-Mainichi INTERACTIVE アメリカ)

 この事件で思うのは、こんなことをしても中国のイメージダウンになるだけ……ということです。無茶な言論弾圧は、国内だけに通用するもので、海外でこんな「暴力による言論抑圧」がどのように見られるかについて全くわかっていません。しかも、中国が全世界から非難を浴びている脱北者に関する問題について……です。

孔局長は、会見中止のため実際に行動したのは民間人の立場である「中国保安員」と説明。記者を排除するため突き飛ばすなど粗暴な態度を取った事実について「調査したが、そのような状況はなかった」と述べた。一方で「直接の原因は、議員が会見を開くことにある」と矛先を議員に向け「議員の方が中国に謝罪すべきだ」と語った。(MSN-Mainichi INTERACTIVE アメリカ)

 わたくしがこの記事の中で注目したのはこの部分です。つまり、中国では、政府機関の手先となる民間人の組織があり、政府機関が直接手を出せないような「敏感問題」に対し、暴れまくることを許されている……ということです。

 そもそも民間人が違法行為を取り締まる権利があるのですか。日本では、民間人が出来るのは通報と現行犯逮捕くらいです。この事例は、いろんな角度から見て、日本の現行犯逮捕の基準から大きく離れていることは明かです。中国の現行犯逮捕に対する基準は明かではありませんが、彼らが「逮捕」すらされていないことを見ると、現行犯逮捕でなかったことは明かです。

 いずれにしても、首都・北京を舞台にして暴れまくる「中国保安員」という民間人組織……すごく不透明で不気味な存在です。わたくし個人にとっても、こういう国でくらしていることを実に不安に感じます。

 また、孔さんが言うように「不法入国」「脱北者の幇助」を元に違法行為というのなら、「強制退去」や「逮捕」があってしかるべきなのに、そう言う処置もせず、あとになって理由をつけたように「謝罪すべきだ」なんて言うのも、政府の「執政能力」を問われる事態であるように思えてなりません。(ちなみに当時「中国保安員」は、「無許可の記者会見であること」を理由に暴れていました)

 いずれにしてもこの問題……どうなるんでしょうね。もう一度、同じ会見を韓国(または他の国)で開いたら「世界中から大注目」になるような気がします。

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中国ニュース」カテゴリの記事

Comments

 こんにちは。おそらく中国では(多分NHKのワールドプレミアムも含めて)映像は流されなかったのではないかと思いますが、日本では取材陣を前にしたやりとりが結構流されていました。

 最初はマイクの電源を切られたようで、仕方なく大声で会見が進みました。そのうちに会議室の照明も切られ、報道陣から韓国語で「構わず続けて下さい」との声が。議員がそれに答えて「でも原稿が読めないんだよ〜」と返して笑い声も。

 やがて報道陣の機転で撮影用のライトが照らされ、それで続行しようとした所、保安員から「ライトを消せ!」との命令が。それで報道陣と保安員がもめたあげく、保安員が報道陣を無理矢理追い出し、外で報道陣が怒りのコメントを放っていた....と言う所までが映されていました。韓国ではもっと詳しく放送されていたかも知れません。

 これだけ記録されていたので、どちらの主張が正しいかは中国以外ではみんな同じ意見でしょう。中国政府ももう少しやり方を考えないと....とも思いますね(^^;)。

 生々しいレポートどうもです。

 そこまで伝わっていたら、中国も形無しですね。

 こういう情報は、中国にいると全くわかりません。シンヨウの領事館事件を思い出しました。(問題のビデオを見たかったけど、見ることが出来なかった(^^;)

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