表がきつい
中国語を翻訳していて、「きついなあ」と思うのは、表など、スペースが決まっているものです。
なぜかと言いますと、中国語は全部漢字で書かれていますので、日本語に訳すと漢字に送りがながついたりしまったりして、どうしても字数が多くなってしまうのです。(例:中国語の『三国演義』は上下二巻ですが、岩波文庫の『完訳三国志』は全八巻)
で、表に細かい字がいっぱい……とか、そういうのを見ると「あちゃー」という感じになります。字を小さくするとか、あきらめて二ページにまたがらせるとか、レイアウトを考えるとか、いろいろ手段はありますが、プレゼン用のパワーポイントとか、絶対に一画面じゃなきゃダメ、かつ字を小さくしたら読みにくくなるからダメとか、そういう条件が付いているとかなりきついです。
そうなると、スペースにあうように日本語を削っていくしかありません。削って、かつ、原語の感じを残すように……意味が変わったり、意味不明にならないようにしなければならないので、工夫の見せ所です。
しかし、むちゃくちゃ工夫しても読んでいる方からすると「読みにくいな」と思われたり、何も感じてくれないのが翻訳仕事の悲しいところです(^^;。
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