他人の漢詩
おとつい、天后宮に行ったことは日記に書きましたが、そこで珍しく現代中国人が書いた漢詩を見ました。わたくしのようなものが他人の評価を下すのはなんですが、「自分とどっこいどっこいだなあ」というレベルがほとんどでした。
特に気になったのが、出だしが「深セン赤湾天后宮」で始まっている詩が二三首あったことです。そう言うのを見て思うのは、ただ言葉を並べただけだなあ、と言うことです。
わたくしも同じですが、初心者は、平仄ばかりを気にして、汲々としてしまい、言葉を並べることに終始して、そこで終わってしまうと言うパターンがあるようです。
しかし、漢詩と言うのは……というか、絶句や律詩等の近体詩は、限られた文字数で自分の感動を表現しなければならず、最初の七文字をそう言う形で浪費してしまうのは実にもったいないことです。
わたくしは、師を持たず、完全に独学で作詩を勉強しています。当然、師友というものもいません。そして、いつも良い詩から学ぼうと、一流の詩ばかりを目にして勉強してきました。しかし、このように自分と同レベルのものを見るというのも、勉強になりますね。
他人の振り見て……ではないですが、わたくしも、今後詩作の時は、もっと転がすように、そう、吟じていきたいと思います。まあ、そうでもしないと下手は下手のままですね。
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