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2005.05.22

動物の分類と中国語

 中国語を聞いていて時々違和感を感じるのは、動物の単語です。

 たとえば、中国語ではクジラのことを「鯨魚」と言いますが、クジラは魚じゃない!!と叫びたくなるのをいつもこらえています(笑)。まあ、日本でも漢字で鯨と書くし、古代人にはクジラの生態なんてわからなかっただろうし……わかったとしても、哺乳類と魚類の違いなんてものもなかっただろうから、これはわからないでもありません。

 しかし、ワニを「鰐魚」と言いきってしまうのは如何なものかと強烈に抗議したくなります。ワニはどう見ても魚ではありません……つ~か、手足あるし(笑)。でも、日本語でもワニって魚扁がついているんですね(鰐)。今初めて認識しました(笑)。まあ、漢字は中国から伝わったものだから仕方ないですが……。いずれにしても、どう見ても魚類でないものに「魚」という言葉をつけて、強調するのはいただけません(笑)。

 あと、これはヘンだ!!と指導したくなるのは、キリンです。中国語ではキリンを「長頸鹿」と言います。しかし、キリンは、どう見てもシカとは一線を画すべき動物です。住んでいるところも違う(熱帯サバンナと温帯の山)し……キリンを長い首のシカという理解は百歩譲っても譲りきれないものがあります。まあ、日本の麒麟というのも、伝説の生き物をそのまま持ってきた名前なんで、ぴたっとくるというものではありませんが……(笑)。ちなみに、わたくしが小学生の頃読んでいた本では、キリンのことを「ジラフ」と書いていました。

 最後に動物の分類ではありませんが、中国語の方がぴたっと来るなあ、と思うのは、車酔いです。車酔いのことを中国語で「暈車」と言いますが、「暈」と言う言葉は、めまいという意味です。アレはどう見ても薬物による麻痺状態(酔)とは違って、めまいなので、個人的にはこっちの方がぴったり来る……というか、たぶん、中国人で日本語を勉強している人は「車酔い」なんて、絶対にヘンな言葉だ~、と叫びたい衝動と葛藤しているに違いない、と思います(笑)。

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Comments

北京動物園には「ひづめはウシに、頭はウマに、角はシカに、体はロバに似ているが、それらのどの動物でもない」という「四不像」がいますよね。

漢字で本来中国にいなかったたとえばアフリカやオーストラリアの動物にどんな名前がついているのか、興味が沸いてきました。

鯨魚や鰐魚のほかに烏賊魚(イカ)や章魚(タコ)なんてありますね
名前で使う「魚」と動物の分類における「魚」は別ものと考えていいのでは?
英語で貝のことをshell・fishといいますし、日本語にも「山椒魚」(両生類)なんてありますよね

MAO@ZGJNさん:

四不像は神戸の王子動物園にもいます。野生では絶滅した生物だったような……。

あと『封神演義』という小説でも大活躍しますね<四不像(って、こっちはまた想像上の動物ですが)

Firefoxさん:

そう言われてみればサンショウウオもヘンですよね。まあ、お遊びってことで……。

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