蘇州行列残酷物語
これは、この五月の連休で蘇州に旅行したときの実話です。
蘇州駅に着いたわたくしたちは、帰りの上海行きの切符を買おうと駅の切符売り場に行きました。折しも、中国のゴールデンウイーク、切符売り場では、長蛇の列が出来ており、わたくしたちは、その最後尾に並ばざるを得ませんでした。
そして、1時間くらい待って、やっと後5~6人くらいになったとき、隣の窓口で「後5分たったら窓口を閉めるからね」と係員が言っているのが聞こえました。よく見ると窓口に書いてあった業務時間はあと5分で終わりです。しかし、切符売り場の混雑ぶりからして、窓口に書いてある業務時間を見てから並ぶ人はごく少数だったと思われます。その時、わたくしが思ったのは、あまりにもむちゃくちゃな措置だと言うことと、窓口が閉鎖されたら、隣の列の人たちがわたくしの列になだれ込んでくるのでは無いかという恐怖感でした。
さいわい、そう言うこともなく、あと3人くらいになりました。すると、今度は、右の方から「俺の切符を買ってくれ」と言う無茶なことを言う男が現れました。さらに、左の方からは、わたくしの前に割り込もうとする女が……その女は、「わたしは一枚買うだけだから」と非論理的な理由を言っていましたが、とりあえず、その割り込み女は半ば言論、半ば実力で排除しました。
うざいのは、「切符購入依頼男」です。ずっと無視していたのですが、ついにキレてしまい「俺は外国人だ。中国語は理解できない」と英語でどなりました。このシャウトは結構効果あったようで……相手はこれでフリーズしました。
で、ちょうどその時わたくしの順番が回ってきたのですが、「明日の夜、上海行き、二枚くださいな」と窓口の女性(彼女もフリーズしていたw)に中国語で伝えたのは言うまでもありません。
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