マカオと香港
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南アフリカのダーバンで開かれている国連教育科学文化機関(ユネスコ)の第29回世界遺産委員会は15日、ポルトガル植民地だった中国・マカオの歴史的建築群が立ち並ぶ一帯を世界遺産(文化遺産)に登録することを決めた。
マカオには以前から行きたいと思っていたのですが、妻が行けない身分であると言うこともあり、今まで一回も行ったことがありません。でも、こういうニュースを見るとますます行きたくなるなあ……。
ちなみにマカオは、あのあたりに住み着いたポルトガル人たちが、役人に賄賂を送って、当時の皇帝には内緒で植民地化した場所です。ですので、中国側も建前としては、自国の土地として扱い、マカオの総督(中国側)とかもいたようです。こういう「勝手に既成事実化」というのが、いかにも中国とポルトガル(ラテン系)らしいやり方ですね。
で、話は飛んで香港ですが、香港は、アヘン戦争の時にイギリスが植民地化しました。当時、中国の役人たちは、「清の領土をイギリスに割譲する」なんてことを皇帝に上奏したくないため、イギリス側(アングロサクソン系)に「マカオ方式」でと申し入れたところ、「きちんとした条約を結ばないとダメ」と強硬に言われたため、やむを得ず条約を結んで割譲したのでした。
香港自体は、永久の植民地だったのですが、その後、イギリスは中国からより内陸側の土地を100年間の期限をつけて借り受けました。その土地は、水源としてとても大事な場所で、それがなければ香港自体の維持が不可能だったため、イギリスは100年の期限が来た1997年に香港を返還せざるを得なくなったのです。
もし、イギリスが「マカオ方式」でやっていれば香港を返還する必要はなかったのかも知れませんね。
ちなみにマカオは、香港が返還されたのを受けて、以下のような感じになりました。
中国:こっちも返してよ。
ポルトガル:うん、いいよ。で、いつにする?
中国:2000年なんて、きりがいいよね。
ポルトガル:うんそうだね。
中国:じゃあ、2000年1月1日にしよう。
ポルトガル:12月24日から1月1日は、クリスマスでみんな遊びたいからダメ。
中国:じゃあ、1999年12月20日にしよう。
と言うことで、1999年12月20日、無事返還されましたとさ。
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