親父ギャグと笑うなかれ
親父ギャグとは何でしょう? ここで強引に定義してしまうと、若者が理解できない冗談だと思います。
笑いというのは文化です。若者は、視野が狭く、自分の理解できない文化を排除しようとする傾向がある(だから、ウヨにも若者が多い)ので、自分が理解出来ない冗談を聞くと、「親父ギャグだ」と拒否反応を示すのです。そして、どういう訳か日本では「若者が偉く、老人はダメだ」という思想があり、年を取った人たちも「親父ギャグ」と言われたくないが為に口をつぐんでしまうと言うヘンな現象があります。
わたくしから言わせると「親父ギャグ」などと言っている若者は、自分が如何に視野狭窄で寛容性・順応性がない人間であるかと言うことを宣伝しているようなものであり、「親父ギャグ」と言われることを恐れる人たちは、すでに自分を年寄りと認めてしまったリアル年寄り(若作りをしようとしたり、人から「若く見える」と言われて喜んでいる時点であなたはリアル年寄りです)だと思います。
日本人がアメリカンジョークを聞いても面白くないのは、文化的背景が違うからです。理解できないだけならまだしろ、それを「面白くない」とバカにするような人たちは、異文化交流など全く理解できない粗野な人たちです。
ましてや同じ日本人同士でそのようなギャップが生じてしまうとは……今の日本人が如何に排他的で粗野であるかの証なのかも知れません。
あと、どんなギャグでも、それを言った人は「場を盛り上げようと努力した偉い人」であり、それを頓死させてしまうのは、まわりの責任です。どんなギャグでもつっこみようで盛り上げることが出来るのです。それが出来ない人にギャグを言った人を非難する権利はありません。
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