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2006.01.01

『三国演義』ドラマと原作の違い

 以前書いたドラマ『三国演義』ですが、『千里走単騎』まで見ました。

 このドラマは、結構原作に忠実に作られていて、いろんなセリフも原作からそのまま引用されています。一方でドラマの方で原作のストーリーを変えている部分もあって、それにより矛盾した、あるいは、よくわからなくなっている部分があります。以下にわたくしが気づいた点を挙げます。

 まず、超貂ネタ。超貂は、原作では、呂布の妻になったことになっておりますが、このドラマでは、董卓の死後、どっかに旅立っていく設定になっています。原作には、呂布が下ヒで曹操に包囲され、呂布が城から出て曹操軍を討とうとしたとき、嫁さんが「わたしは、長安ではあなたに捨てられかけたのに……」と泣き言を言うシーンがあります。これは、原作では、超貂のセリフで、董卓とのいざこざがあったことを指しているのですが、ドラマでは別の人が嫁さんになっていて、その嫁さんのセリフになっているので、イマイチ意味がわからないセリフになっています。

 次ぎに関羽。原作では、関羽が曹操に降った後、曹操が関羽に美女を贈ります。このとき、関羽は「ふーん」というような冷たい反応でした。そして、その直後に赤兎馬を贈るわけですが、その時の関羽は大喜びでした。そこで、曹操が「(さっき美女を贈ったときはそんなに喜んでいなかったのに)馬を贈ったら大喜びとは。もしかして、人より馬の方が上だと思っているのか?」と言います。一方、ドラマでは、美女を贈った部分をカットしているにも関わらず、上記セリフだけ残しているのでやはりちょっと「???」なセリフです。あと、ドラマでも、関羽が曹操の元を去るとき、贈られた美女たちが急に出てきます。ここもドラマだけ見ている人には「???」ですね。

 それ以外にも曹操が倉庫係に小さい升を使って兵士をごまかすよう指示し、それがばれると、こいつの所為だと倉庫係を斬ってしまうシーンですが、これは原作では曹操のずるがしこさを演出するような書かれ方をしています。しかし、ドラマの曹操は、どうしようもなくこういう措置をとった、と言う風になっており、このシーンの後も、この倉庫係(王コウ)のことを悲しむセリフなどがあり、この辺は原作とちょっと違うな、と思いました。この王コウの死を悼むシーンもすごく唐突で、「???」です。

 ……とは言いながら、ほぼ原作に忠実に作られています。個人的には劉安のおいしいスープのエピソードがカットされているのが非常に残念ですが(笑)。

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