常州編
常州は、南京から車で1時間くらい東に行ったところにある田舎町です。ここは蘇東坡先生が土地を買い、余生をすごそうとしていた街です。しかし、罪を許され海南島から常州に戻ってきた蘇東坡先生は、結局この地でご逝去されました。(というか、自分が買った土地までたどり着けなかった)
そういうわけで、この地は蘇東坡先生の巡礼者にとっては欠かせない地でもあります。わたくしの蘇東坡先生を巡る巡礼の旅もここに至ってほぼ完了したと言っても良いでしょう。
238.東坡公園
ここは、蘇東坡先生を記念して作られた公園です。日本ではマイナー人物ですが、中国では広く尊敬されているため、蘇東坡先生が足跡を残した地には必ずこういうものがあります。ここには、蘇東坡先生が常州に上陸した地点(ウソ度80%)、蘇東坡先生が硯を洗った池(ウソ度99%)、蘇東坡先生が月に問うた亭(ウソ度120%)などがあります。ここは、運河に面していますので、ここでゆっくり運河を行き来する船(積載オーバーで半分沈みかけているものも多いw)をマターリと眺めるのも良いでしょう。
常州は、蘇東坡先生(当時の中国は隅々まで回った)が、余生を過ごす地として選んだ場所ですから、当時は過ごしやすい街だったと思われますが、今はただの田舎町です。個人的には、これで重要な場所はほぼ回った(門前払いの半山亭を除くw)ということで、うれしいような寂しいような感じでした。
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