イスラムの掟
わたくしがよくチェックしている人気ブログで以下のような記事がありました。
喧嘩で相手を失明させた男性に眼球摘出の罰が言い渡される(サウジ)
詳しくは、上記記事を読んでいただきたいのですが、要するに「目には目を」というわけです。
これだけ読めば「イスラム教は野蛮だ」と言うことになるのでしょうが、この記事の後半には実はこの男性に刑は執行されず、釈放されたと言うことになっております。
それは、被害者の男性が彼を許すようにと言ったからです。「目には目を」というのがイスラム法ならば、被害者が許したら無罪放免というのもイスラム法なのです。
我々にとってイスラム教というのは遠い存在ですから、つい「野蛮だ」という先入観が先行しがちです。しかし、わたくしは、中国で回教の人たちと知り合いになりましたが、彼らは無宗教の漢族とは違って、どこか奥深さを感じさせるものを持っていました。まあ、一概には比較できないでしょうが、こういう経験を経て、「イスラム教は野蛮だ」というような単純な考えは今はありません。
確かに原理主義者など、野蛮なテロ行為に走るイスラム教徒もいます。しかし、テロリストたちとわたくしが知り合った回教徒の人たちとを同一視することはわたくしにはとてもできません。
翻って言えば、イスラム教徒以外の人間が凶悪犯罪を犯さないかと言えば、そんなことはないわけです。それを一部の人間がやっていることを全体に敷衍して自分と異なる人たちを差別しようとする……この考え方は、アニメが好きな人が凶悪犯罪を起こしただけで、同じ趣味を持つ人はみんな犯罪者予備軍として白眼視するのと同じ心理なワケです。
ちょっと飛躍しすぎたかな? でも、世界は広いんです。心を広く持って行きましょう。
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