君が代に敬意を表する中国人
あるマスコミの記者のブログで興味深い記事を見つけました。
君が代」が響く・・・場内は・・?
試合後は、セレモニーが行われ、優勝した日本に金メダル、準優勝の中国に銀メダルが贈られた。「君が代」が場内に流れたが、今回に関しては、観客はほぼ全員が起立し、優勝した日本代表に敬意を払った。試合終了直後は、一瞬、観客にため息が漏れたが、そのあと、日本の胴上げに対して、多くの観客が拍手と歓声を送っていた。
某民放局の記者がデジタルカメラを持って、観客席をうろうろし、日中対決の「不測の事態」を期待していたようだが、何も起きず(笑)。(<プレ五輪>野球日中戦、今日も色々あったけど・・・現場報告|スポーツCHINA~体育中国|スポーツナビ+)
中国人観客と「君が代」といえば、普通はブーイングとか、野次とかそういうものが思い浮かびます。
この記事は、プレ五輪野球大会で日本の優勝が決まった後の様子を書いたものです。それにしても問題なのは「某民放局の記者」ですよね。「ブーイングが起きる」という筋書きしか頭になく、それと逆の現象が起きたとき、まったく対応できていない。逆に言えば、これもニュースです。一般人が考えつかないような事態が起こったのですから十分「不測の事態」です。
できれば、なぜブーイングが起きなかったかを取材できれば、記事になったのに。たとえば、事前にお触れが出ていたとか、観客が自分の判断で起立した、とか。そういう「他がやらないこと」を記事にしてこそはじめて自社の特色が保てるのでは? また、視聴者の知りたい部分に答えることができるのでは?
まあ、マスコミは「伝えたいことしか伝えない」という性格を如実に現しているような気がしますねえ。自分の思い描いているシナリオ通りにいかなければ、何も反応できないのか?(わたくしの見たところ、このブログを書いている記者以外にこのことを記事にしている人はいません)
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