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2007.08.04

中国サッカーの21世紀の歩み

 最近、中国サッカー、どうしてこんなに弱いのか、何をおっしゃるウサギさん、というフレーズが頭をめぐっております。整理するために、わたくしの理解している範囲で中国サッカーの歴史をまとめてみます。

 その1:日韓W杯出場

 2000年のアジアカップでベスト4となった中国は、その勢いをかって、W杯アジア予選を勝ち上がり、ついにW杯初出場を決めます。

 このときは、開催国がアジアの二国ということで、アジアの出場枠が二国から4.5国に増やされたのでした。しかも、当時のアジアの強豪だった、サウジアラビアとイランが最終予選で同じ組になり、しかも、中国とは別の組になったという幸運があったためで、この出場は決して中国の実力の賜物というわけではありません。

 しかし、多くの中国人は「中国サッカーは強くなった」と誤解しました。わたくしは、その中で「中国は幸運だっただけ。今回のW杯では、勝ち負けなど考えるレベルではない。もし、中国がW杯で一点でも取ったらそれは中国サッカーにとって信じられないほどの快挙」といい続け、顰蹙を買い続けましたw。が、結果は、わたくしの「予言」を裏付けるように結局一点も取れずに敗退。このときに多くの中国人は自分の勘違いに気づいたようでした。

 その2:2004年アジアカップ準優勝

 さて、その二年後、自国で開催したアジアカップですが、これは皆さんご存知のとおり、決勝で日本に1-3で負けて準優勝に終わりました。これは、中国サッカー始まって以来の快挙で、アジアにおける中国サッカーが得た最高の成績といっていい結果です。なぜなら、以前2国しか出られなかったW杯にずっと出られなかったわけですから、アジアで2位というのは、史上最高成績になるわけです。

 さて、この結果ですが、多くの中国人は「本当は中国が一番強かった」と誤解しているようです。その理由は、決勝戦での審判の判定。中田浩選手のゴールは、どう見てもハンドですが、ゴールが認められ、その結果中国が戦意を喪失した、というのが彼らの共通認識のようです。まあ、あの一点がなくても2-1で日本の勝ちだったんだけどね。その程度で戦意を喪失するって、なんてヘタレなのよ~、というわたくしの感想は、その後実証されていきます。

 この決勝戦で、選手の弱さのみならず、ファンのレベルの低さ、監督の勝者への敬意を表せない人格などが露呈したのは、みなさま記憶に新しいところと思います。

 その3:ドイツW杯アジア1次予選敗退

 その後、DQN監督に率いられたDQNファンの応援する精神的に弱いチームは、ワールドカップアジア予選に挑みます。が、結果は、最終予選にも進めず、一次予選で敗退。

 ここで一番痛かったのは、アウエーでのクエート戦。ここまで3連勝で一位だった中国は、ここでは「引き分けでもおk」(←ここ重要)という状態でした。ところが、見事に0-1で負けてしまい、流れがガラッと変わってきます。そして、結果は最終戦に持ち越され、クエートは、マレーシアと中国は香港と、ともに「サッカーとは思えないスコア」での得失点争いをします。

 この結果を詳細に見ると、中国チームのアウエーでの弱さというのが見えてきます。クエートにアウエーで負けた(ホームでは勝っています)ことはさておき、格下のマレーシアと香港に対して、ともにアウエーでぎりぎりの一点差勝ちしかできませんでした。一方のクエートは、アウエーでこの二チームに対し、どちらも二点差で勝っており、ここでしっかり得失点差を稼いだことが最終予選出場につながりました。

スポーツナビ|サッカー|FIFAワールドカップTM|アジア予選

 その4:2007年アジアカップグループリーグ敗退

 アジア1次予選で敗れた中国チームですが、その直後に外人監督(名前は忘れたけど、すごい悪役商会顔)が辞任し、中国人の監督に変わりました。この人選、どう見ても「とりあえず前任監督はダメだったし(注:アジアカップのときは、表彰式欠席も含め中国サッカーファンから賞賛を集めていたんだけど)、でも、親善試合とかもあるし、とりあえず、、、」という感じの人選でした。

 このとりあえず監督、とりあえずタイとの親善試合で負け(やはり、アウエーでした)、アメリカ遠征でも芳しくなく、アジアカップ開催以前にクビの周りが涼しくなるような状況。うわさでは、「ベスト4に入れなかったらクビ」とか何とか。で、この監督ですが、自分がクラブチーム監督をしていたときの主将を無理やりナショナルチームに復帰させ、それまで主力で活躍していたFWをはずすなど、情実やけくそ人事でアジアカップに挑みます。まあ、情実やけくそながら、その二つを除くと、それなりに選んでおり、いわゆる「海外組み」も4~5人くらいいるという、そこそこの面子でした。

 最初のグループリーグの二試合は、一勝一分とまずまずの結果。そして、運命の第三戦、ウズベキスタン戦を迎えます。このとき、中国チームは「引き分けでおk」という状態(どっかであったような、、、)でしたが、結果は、0-3でぼろ負け。試合全体の流れを見るとそんなに押されていなかったのですが、セットプレーでの失点を重ね、結局引き分けどころか、ぼろ負けでグループリーグ敗退となりました。

 以上が、中国チームの21世紀の歩みです。中国チームは、アジアカップ二位という輝かしい成績のあと、二回連続してアジアのベスト8に入れませんでした。(W杯アジア最終予選は8カ国で開催。アジアカップは、グループリーグを勝ち上がるとベスト8) つまり、日韓W杯に出場し、アジアカップで二位になったチームが、たった3年で「アジアの中で両手の指から零れ落ちそうな」チームになってしまったのです。しかも、このチームには、ヨーロッパのリーグでプレーしている選手も数人います。

 じゃあ、どうしてこんなに弱いのか、何をおっしゃるウサギさん、は、次回に分析してみます。

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