与党の議員には政治とカネの説明ができない人がいるということか?
ちょっと古いニュースですが、気になるニュースです。
自民党の中川幹事長は19日、テレビ朝日の番組で、内閣改造について、「政治とカネについて透明度の高いルールを自らに課して、きちんと説明責任を負う人を任命することが大事だ。自己点検していただき、クリアできなければ自ら辞めていただくしかない」と述べた。 政治資金収支報告書の再点検の結果、問題が見つかった議員は入閣を辞退するよう求めたものだ(Yahoo!ニュース - 読売新聞 - 「政治とカネで問題あれば入閣辞退を」自民・中川幹事長)
まず、思ったのが、閣僚に指名された人が「実は、私、カネの問題があるんです」と辞退できるのか、ということ。そんなことをやっている人が、言われる前から自分で白状するんかいな、ということです。
あと、閣僚に指名されるのは、ほとんど与党の議員さんです。自民党の幹事長がこんなことを言うということは、与党の議員に「そういう人」がいるからなんじゃあ、と勘ぐってしまいます。
政治とカネの問題を抱えている人は、閣僚としてはもちろん、議員としても失格です。そういう人は、閣僚になるとか、そういう問題以前に、議員でいることを辞退するべきです。
幹事長は、閣僚予備軍(つまり、与党議員)の中に「そういう人」がいることを知っているから、このような発言をしているように思えてなりません。もし、与党議員が全員クリーンだったらこんな発言ありえませんって。
まあ、そんなの常識かもしれませんが、自民党の幹事長が暗にそれを認める発言をした、という意味で大きいニュースだと思います。
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