「マンギョンボン」と「万景峰」
これは、もともとmixiで書いたネタだけどブログ向きだと思うので、ここでも書きます。
ひとつの地名なんですが、それを「マンギョンボン」と表記するのと「万景峰」と表記するのでは、まったく印象が違いますよね。
「マンギョンボン」といわれたら、あの船のことを知らなくても、「怪しい音の羅列」にしか聞こえません。が、「万景峰」という字を見ると、そこには「四季のうつろいと一日の時間の変化で、一万ほどの違った風景を持つ山」が浮かび上がりませんか?
地名というのは、地元の人がその場所についての思いを経験的に凝縮させたものです。(例外はありますが) たぶん、この山のふもとに住む人たちは、この山をそういう山だと思って「万景峰」と呼んできたんじゃないでしょうか?(本当はどうだか知りませんw。もしかしたら、為政者が勝手につけた名前かも?)
で、何がいいたいかというと「李承ヨブ」というような表記法はやめてくれ、ということ。大体、どう読んでいいかわからないしw。この人の親御さんは、この人が生まれたときにどんな思いをこめたのか、という背景がみえなくなっちゃうんですよ。
漢字というのは便利なものなんですが、それがわかんなくなってしまった人たちにあえて付き合うこともないかと。あと、固有名詞には敬意を払うべきだと。
« 匿名vs実名:匿名を非難するだけでは前に進まない | Main | U-22:日本vsサウジアラビア »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 観測史上最強寒波(2023.01.30)
- 高校の英語について(2023.01.18)
- 成長のある人生について(2023.01.04)
- やっぱり変わり者(2023.01.02)
- 末の松山浪越さじとは(2022.12.22)
Comments