右だの左だの
ネットの議論では、よくお前は右だの左だのという類の言葉を聴きます。どうもこれは、個人攻撃の一環としてなされているらしく、言われたほうはたいがいそれに同意しないケースが多いようです。
まあ、右だの左だのという感覚は、実に主観的な感覚であります。通常基点は自分自身で、位置が変わると右だったものが左になることもあるし、向かい合わせになるとまったく逆になるという実にいい加減なもので、そんなものを使って他人を攻撃するというのも実にあいまいな攻撃だといわざるを得ません。
しかも、日本憲法では「信条思想の自由」が保障されておりまして、あなたがどのようなことを考えていても、誰もそれを罰することができないのであります。これによって、わたくしが「ムフフ」なことを考えていようが誰も罰することができないという非常に個人的に有利な状況を作り出すこともできるのであります。(ただし、「ムフフ」なことを考えた結果、仕事が手につかなくなると上司に怒られます)
すなわち、自分より考えが保守的な人をウヨだの何だの言って非難したり、その逆を「ブサヨ」などと言ってけなすことは日本国憲法の根本精神に反する行為なのです。
……ていうか、自分と意見が違うからってそんな方法でしか反発できない時点で議論負けモードだしぃと思った。あと、わたくしなぞ、憲法改正論者で国家主義が大嫌いな人間でありながら、国旗国家には敬意を払うべきと考え、戦前の日本ってダメじゃんと考える人間は、右か左かどっちなんでしょうかねえ。
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