舌切り雀にマジレス
最近、子供に語り聞かせをやっているのですが、童話って結構突っ込みどころ満載だな~っと思います。
わたくしが、主に担当しているのは日本昔話系の語りです。一番意味がわからんのが「したきり雀」ですね。まず、最後のおばあさんが大きなつづらを取るところですが、わたくしの子供時分は「欲張りは良くない」という文脈で語られていたと思うのですが、今のわたくしの価値観からすると「なぜ大きなつづらを選んだらダメなのか」が理解できません。今見てみるとむしろ途中で開けてみたのが悪かったのかな、くらいにしか思えないですね。あと、ここでおばあさんがお化けを見て腰抜かしても、すでにおじいさんが宝をたくさん獲得しており、通常の日本の夫婦のあり方からするとすでにおばあさんも巨額の財産を手に入れたことになると思うので、この一連の話自体は、おばあさんにとっても悪い話ではないような気がします。
まあ、昔話とかにあんまりマジレスするのもかっこわるいとは思いますが、ネタとして書いてみました。早家が、昔、芥川龍之介さんの小説でさるかに合戦の後始末みたいなのを読んだような気がします。
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