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2009.10.17

新型インフルエンザと日本と中国

新型インフルエンザについて、ちょこっと思うところあり、駄文を書きます。

以下は、現時点での新型インフルエンザ診断方法です。(ソースは広州日本領事館のセミナ-)

日本(町医者レベルで以下の対応可)
①風邪で診察をうける。
②インフルエンザの簡易キットでインフルエンザかどうか診断。
③インフルエンザであれば、すぐにタミフル(またはリレンザ)を処方。

中国
①肺炎になる。
②肺炎になってはじめて簡易キット使用。
③インフルエンザと分かれば、精密検査で新型かどうかチェック。
④新型だったら隔離。
⑤タミフル? リレンザ? 何それ?

おおざっぱに言うとこんな感じです。この違い分かっていただけますか?中国では簡易キットが少ないため、肺炎になってはじめて簡易キットを使用します。しかし、肺炎なんてインフルエンザじゃなくてもなってしまうので、実際にこの時点でインフルエンザの反応が出るのは半分以下だそうです。あと、タミフルは手に入らない、リレンザは流通していないとのこと。

逆に日本は簡易キット、タミフル、リレンザ共に備蓄が大量にありますので、存分に使いまくっている状況です。これだけやっとけば完璧だろう、というか、季節性インフルですら流行しないんじゃあないかというくらいの徹底ぶり。つまり、厚生労働省のお役人(と桝添さん)は良い仕事をしたということですね~。

ちなみに中国では、建国60周年を迎え「共産党万歳」「中華民族は偉大」ということになっており、かなり多くの人が共産党の治世はすばらしいと思い込んでいるようです。

一方日本では「官僚はちゃんと仕事しろ」「チェンジ、友愛」などと政府の役人(と前与党)はこき下ろされている模様です。あと、マスコミの熱烈な支持を受け、政権の座についた現与党は、無駄を省くという名目でインフル対策費をカットしたようです。

どちらの国民も結局マスコミにだまされているだけなような気がするのはわたくしだけでしょうか?

ちなみに以下はわたくしの友人のブログ記事です。門診の時点で簡易キットを使われていますが、どうやら彼はVIP待遇を受けているようですw。

http://blog.goo.ne.jp/xizhou257/e/979fa91444ed792d66afc33305a7ae38

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