権威を失ったもの
最近自分でもびっくりしていることがあります。それは、検索サイトを使って検索するとき、NHKが上位に来てもそこを自然に無視するようになったことです。
これは全く無意識のうちに習慣づけられたことですが、これによって自分の中で「NHK=信用できないメディア」という評価が定着していることがわかります。今頃捏造が騒がれている同メディアですが、自分は90年代にすでに致命的捏造に出会ってます。この辺は、また別の機会に書きますね。
さて、もう一つ権威が失墜したものと言えば、岩波新書でしょうね。池田先生のブログでボロカスに書かれたりしてますけど、日本に帰国して本屋さんに行ったり、香港の日本本屋さんで感じるのは今岩波新書の扱いが非常に少なくなっています。わたくしの若い頃は、一番権威のある新書だったのですがねえ。
ところで、岩波新書と言えば、わたくしが留学中一時帰国で日本の古本屋に行ったとき、岩波新書の中国現代史を扱った本を立ち読みしました。その最後のあとがきのところで「今中国で大躍進が行われているが農民のやる気を出させるなど非常に良い効果を上げているようだ」という部分があり、びっくりしました。当時は「岩波新書にこんなこと書いてあっていいのかよ」と思いましたが、今から思うと「岩波新書だからこういう妄言が書いてあるんだ」と納得すべきところだったのでしょうね。
世の中の人はバカばっかりではありません。特に新書を読むような人はそうですね。インチキばっかり書いてたら、そのうち権威を失墜します。では、テレビを見ている人はどうでしょうか? これから、5年10年のスパンで見ると大きな変化があるはずだと期待しております。
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