今日の亡国至亡而後知亡100212
今日も民主党について書きます。
小沢さんの人気がないですね。わたくしのまわりの皆さんはみんな「辞職しろ」と言ってます。しかし、彼らと話をしていてわかってきたのですが、皮肉なことに今の日本は小沢さんでもっているようなものだと思うようになりました。
まず、民主党という組織を考えて見ましょう。内閣を見ればわかるのですが、実にばらばらです。チームで仕事をしているはずの内閣のメンバーがそれぞれ勝手なことを無責任に発言しまくっています。トップと幹部の言うことが違う組織は通常うまく仕事ができません。世間の信頼も得ることは難しいでしょう。それでももっているのは、今はまだ「決める人」がいるからです。いろいろと議論があっても、「これでいく」と決めることができる人がいるからまだ民主党は救われているのです。「決める人」には、決断力はもちろん責任感や説得力、カリスマ性が求められます。とにかく「これで行く」と決めたら、みんなが従う人、そして、うまくいかなかったら責任を取るくらいの腹の座った人でないと「決める人」にはなれません。
今の民主党で「決める人」の立場にあるのは小沢さんです。名目上は鳩山さんがトップですが、鳩山さんはご自身が言うことがころころ変わるし、しゃべるときに目が泳いでいるような頼りなさを外に見せているし、とてもじゃないが「決める人」たりえません。そして、鳩山さん以外でも「決める人」たりうる人材がいないのが民主党です。ちょっと前に小沢さんが党首だったころ、自民との連立に失敗して辞任をにおわせたとき、誰も時期党首としての名乗りを上げなかったばかりか、みんなが必死に慰留していたのが印象的でした。自民党であれば総裁が辞任をにおわせれば即座にそれに変わる人たちが総裁候補の名乗りを上げるでしょう。つまり、民主党には「決める人」たりえる人材がいないのです。
だから、小沢さんが辞任したら、民主党はとんでもないことになります。誰も決めない。誰も責任を取らない。そんな組織になります。今まで以上に閣僚が勝手な発言をして世間を混乱させるでしょう。
民主党は今の日本の与党です。つまり、民主党が国家を運営しているわけです。というわけで、今の日本は小沢さんなくしては成り立たない国家になってしまっているのです。それにしてもなんと情けない国家になってしまったことでしょう。
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