70后は「ななじゆうきさき」と読みましょう
以前、書いたことありますが、わたくしは、「70后」とか言う言い方が大嫌いです。特に日本語の文章で出てくると萎えてしまいます。更にカタカナの変な読み仮名がついてくると、へなへなーと脱力してしまいます。
まあ、一つにはああいう単なる世代間の無理解をレッテルを貼ることで安心してしまうお気楽さが嫌なのです。論者によっては第二世代農民工は、犯罪者予備軍なんだそうです。そこまで無茶苦茶に決めつけられると却って爽やかさすら感じますね。弊社の社員は、ほとんどがその辺にカテゴライズされる人ばかりなのですが、そういう論者の目には弊社は、指定暴力団か何かのように見えるんでしょう。そんな色眼鏡かけて見る世界って、どんな世界なんだろう?ちょっと興味がありますね。
で、最近、違和感のもう一つの原因がわかりました。「70后」の「后」という字は、日本語では「きさき」と読むのです。ましてや、「ホウ」などと「アホウ」な読み方はしないのです。ただ、手書き文字では、「後」の略字として書かれることがあります。だから、簡体字では、「後」と「后」を同じ「后」に統一したのです。
わたくしの子供時分は、文書は全て手書き文字でした。今は、学校のプリントも町内会の案内も全てパソコンで打ち出した活字体でできていますが、当時はみんな手書き文字でした。で、その中に略字があるのも当たり前で「午后」とあれば、実は「午後」のことで、そんなことは小学生でもわかる常識でした。
ちなみに昔は、そういう印刷物はガリ版印刷されるのが普通でした。先生の中には「ガリ版の名人」と呼ばれている先生もいました。わたくしが高校生になる頃には、ガリ版より「ファックス原紙」の方がメジャーになっていました。わたくしもファックス原紙で色々と作ったものです。
と、昔話はさて置き、日本語では「70后」と書いてあったら「ナナゼロキサキ」と読むのが正しい読み方です。少なくとも日本語の文章で「後」にあたる漢字を「后」と書くと教養レベルを疑われるのでやめた方がいいでしょう。
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