中国の経済統計の4倍水増しとか言うことについて
最近、インターネット界隈で中国の経済統計について4倍水増ししているなどという話をよく耳にします。ちなみにわたくしが見た範囲ではこの「4倍」と言うのは、あくまで一部分の「4倍」ですよ。この辺の違いすらわからない人は、以下の文を読まないで下さいね。
さてさて、中国の経済統計の件ですが、「なんだかなぁ」と思うところがあるのでちょっとした文を以下にしたためたいと思います。まず、最初にお断り申し上げておきますが、中国の経済統計というのは実にあてにならない。これは公然の事実です。ただ、今頃こういうことについてあれこれと騒ぎ立てるのは、正直に申し上げまして周回遅れの感は否めないと思います。そして、中国共産党の偉い人たちの間では、この問題が実に由々しきこととして認識され、改善が必要であると言うことでいろいろな行動が起こされているということも事実であります。現にわたくしのような人間でも「最近は経済統計の数値を自由にいじれなくなった」という政府関係の人の話を耳にしたことがあるくらいです。
このような背景がある中で、国家統計局からこういう批判が正式なルートで漏れ聞こえてくるということは、どういうことであるか、ということですが、これは、中国に対して多少興味をお持ちであるのであれば、非常に明確なことであります。つまり、国家としてこういう現象を改善することに対して、上層部からマスコミに至るまで意識が明確になっているということです。要は、あちらさんは一生懸命改善しようとしている。改善しようとしている過程であるからこそ、こういう情報が漏れ聞こえてくるのであるのだと言うことです。
人が一生懸命改善しようとしている姿を見て、 「あいつは俺たちより遅れている」という上から目線で、ひたすら嘲笑すると言う態度は、私から見るとあまり紳士的な態度ではないと思えるのですが、中共に釣られちゃった人達には、理解できないのかも知れませんねぇ。
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