快調感を目指して
さて、身体の件ですが、最近実に大きな変化がありましたので、それから書きます。
まず、減食だけのダイエットに限界を感じ、スポーツジムに通いだしたことから、その変化が訪れました。
そのジムはとても人が多く、トレッドミルもたくさんあるのですが、夜の時間帯はいつもいっぱいです。
トレッドミルはほとんどが新しくて性能の良いものですが、そのうち一台だけが古くて安全ではないものです。
わたくしもかつてその旧式のトレッドミルを使っている人が転倒したシーンを目撃したことがあり、極力避けていたのですが、この間、他が埋まっていてしかたがないのでそのトレッドミルでやってみました。
やってみてわかったのはそのトレッドミルは「滑る」のです。足を着地した時に少しでも重心にズレがあると滑ってとても危ないのです。
しかし、それをやってみてわかったのは自分が走りで着地するとき、地面に後ろから前に押し出すような余計な力がかかっているということです。
うまく言うのは難しいのですが、走っている時の足というのは前から後ろに動いていますから、その逆になる後ろから前に力がかかるというのは、足の動きに逆らって一種のブレーキのような力になってしまいます。
実は、以前陸上競技を本格的にやったことのある人から、わたくしの走りにはそのような致命的な欠点があるという指摘を受けたことがあるのですが、その時はよくわかりませんでした。しかし、この「アンチブレーキシステム」付きのトレッドミルを使ってみてそれが実感できました。そうです。あの時の指摘はそういう意味だったのです。
この事実を知った時、まさに目からうろこ状態でした。今までわたくしは実にロスのある走り方をしていたのです。当然、ロスのない走り方に変えようと努力したのは言うまでもありません。
ただ、「ロスのない走り方」は、着地時に前から後ろに力が流れるように足が動きます。その結果、足の回転が大きく早くなり、スピードも出てしまいます。ずっとLSD系の練習を目指していたわたくしにはなかった走り方でありますし、練習の方向性も変えなければならなくなりました。つまり、「長く、ゆっくり、長距離を」ではなく、「速く快調に走れたら短めでもいい」という感じになってしまいます。
そうやって練習しているうちに昔はもっと快調に走れていたことを思い出しました。快調に走っているときは、とても気持ちが良くて、どこまでも行けそうな気がしたものです。そして、だんだんそれに近い気持ちも味わえるようになってきました。多分、気候が涼しくなったら、昔の快調感が復活するのでは?と考えています。
、、、というわけで、今は快調感の復活に向けて練習に励んでいるところです。まだまだ暑いのでなかなか快調感は出ないですが、暑さに負けないくらいの気持ちは出てきています。これが復活すると、ストレス解消にもなるし、記録も伸びるし、言うことなしです。
ちなみにジムの方ですが、あのトレッドミルは「前から後ろ」方向の効率のよい着地をした時も滑ることがわかったので、使い物にならず、走ることに夢中になっていますので、ほとんど行っていません。あとから振り返って、覚醒のために必要だった、という位置づけになればいいですね。
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